[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/29(07:50)]
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50. Re: 月組大劇場「宝塚花の風土記」「シニョール・ドン・ファン」感想
ユーザ名: yasuko
日時: 2003/5/6(13:40)
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連休を利用して大阪まで月組公演を観劇してきました。
私は「ブエノスアイレスの風」を観てからリカさんの大ファンです。それ以降、「これは!!」と思える作品には出会えていないので残念ですが。。。
しばいより、ショーが先の公演ははじめてでした。なんか勝手が違って。。でも、この和物のショーが後半にあってももりあがるはずもないし、やっぱ、大階段黒燕尾が最後にあったほうがいいし、盛り上がりを考えて逆転させたのかしら。。。
とにかく前半は眠くて、眠くて。。細かい感想はあるにはあるけど、カットさせていただきます。結論から言うと、リカさんのあのはれぼったい(すいません)顔に和物は似合わないということです。
後半は、
一番最初の群舞と音楽がこれからどんなすばらしいしばいがはじまるのかとワクワクさせるような、実にかっこいいできでした。私の中の一番はこれでした。
なんだかリカさんには、こんな感じの役しか似合わないし、ワンパターンになってしまったなぁ。でも他のトップさんで、キザっぽい役ができる人は今のところ見当たらないし。。雪は若すぎる。星は湖月さんがまじめそうで、そんな役は私的にはやってほしくないし。。花は歌はたしかにうまいのだけれど、ビジュアル的に似合わない(すいません)。宙は和央さんがキザ役をやると、いまひとつ決まらない。正統派がおにあいなのでしょうか。
歌がいつ声がひっくりかえるかとはらはらしながら聞いていました。喉の手術をされてから、歌はきびしいものがあります。でもどんなに誰から何を言われても、私はあの「ブエノスアイレスの風」のかっこいいリカさんを最後まで応援したいと思っています。
あと、汐風幸さんはやっぱうまいです。つい最近お父様を知って、歌舞伎座へ通いました。あんなかっこいいお父様がいたらいいなぁ。うらやましい。でも、私の中では、前回の「長い春の果てに」のナタリーのほうがよかったです。
タニさんの組替えは層が薄くなっていたいなぁと感じました。歌は下手ですが、あのボケきゃらは今のところ他の誰にも出来ないです。「ガイズアンドガールズ」のネイサンはよかったです!!
それと、いつも思うのですが、月のカゲソロをされているかた美々杏里さんは月の宝です。というよりタカラヅカの財産です。たいしたシーンでなくても、あのカゲ声のスキャットが聞こえてくると、身震いするくらいかっこよくしまります。
東京公演も見るつもりです。幸い在京の人間は、最初の宝塚大劇場よりずっとずっと練り上げられた、完成度の高い状態で、本当の意味での千秋楽を観れるので、これがまた、最初の公演と違って、どれもすばらしくよくなっていて、まるで別公演のようなできのことがあるのです。東京公演を期待したいです。
今週末は、帝劇「風と共に去りぬ」と日生「雨に唄えば」を見にいく予定。
大地真央はなんといっても美しい。3回も観る予定です。「十二夜」のチケットまですでに手に入れてしまった!!。楽しみです。
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82. 千秋楽・月組・東京宝塚劇場「宝塚花の風土記」「シニョール・ドン・ファン」
ユーザ名: yasuko
日時: 2003/8/3(22:24)
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本日宝塚月組千秋楽を観にいきました。
最初に観たのが、大阪宝塚大劇場に5月3日の連休だったので、なんと3ヶ月ぶりです。3ヶ月の間いろいろ他の公演を観た為、なんか遠い昔のことのようで、内容もほとんど忘れかけてました。途中にお休みがあるとはいえ、四季や帝劇のように、複数キャストじゃないから、同じ公演を1日2回、3ヶ月続けると、飽きるし、モチベーションを高く維持するの大変でしょうね。健康管理も大変だし。複数キャストだと他のキャストと比較していいライバル意識をもてて、刺激にもなるのだけれど。。
大阪では、あれほど面白くなく、眠くて早く終わらないかと思った前半のショーは、今日は結構楽しめました。前回はなんとも感じなかったけれど、今回は松本悠里さんの遊女と民謡が気に入りました。でも和物のショーにしては、あまりにも演奏が品のないキャバレーのバックバンド風のアレンジで、もっとどうにかならんのかとか思ってしまいました。それにトランペットよく音がずれてたけど、あれはああいう編曲なのか、へたなのかよくわからん。
後半のおしばいは、やっぱり、オープニングのシーンと石像の騎士の群舞がかっこよかったです。宝塚の群舞はかっこいい。
それと霧矢さんの休演の代役の北翔さんですが、とてもよかったです。なんかこのぼけキャラの役どころ、北翔さんに会っていたように思いました。まあ、もともとダブルキャストの2パターンを見たと思えば得した気分です。代役のお知らせのチラシもしっかりもらってきて、これが数年後はいい記念になるのかなと思っています。会社でもそうだけれど、誰かが急に入院したり、やめたりとかで、2人分仕事しなきゃいけないことって、結構あるけど、緊急事態にいやな顔せず一生懸命やると、きっと見ていてくれる人はちゃんといるし、苦労したことは後でチャンスにつながると思います。私も文句いわず、心を入れ替えてがんばらなきゃとか思ってしまいました。
フィナーレの黒燕尾はアルゼンチンタンゴ風だったのですね。最近アルゼンチンタンゴの公演を観にいったばっかりだったので、気が付きました。あのアコーディオン風の演奏がせつなく、しかし情熱的ですよね。大階段、黒燕尾はやっぱしびれます。今回振り付けかっこいいと、このシーンは大満足です。
最後は、汐風幸さんのさよなら公演がありました。
ショーもよかったのですが、最後の退団者のあいさつが、時代劇のきざなせりふのようでかっこよかったです。”あの”、きざな一言で、女達がいっせいに泣き始めました。まるで、若かりし時の片岡孝夫みたいでした。きざ!!やっぱ、お父様の血をひいていらっしゃるってことですね。
退団後の「モンテ・クリスト伯」も見たいけど、東京じゃチケットとれないでしょうね。
それと公演とは関係ないけど、組長さんの夏河ゆらさんが、山のようにある次の公演スケジュールをペラペラと立て板に水のように、ひとこともかまずにいいきったのはさすがです。すごい暗記力。他の組の組長さんはこの場面は資料見ながら話されます。記憶力がいいのは、あれだけ長いせりふや、しばい、踊りを覚えられるのだから当然だとは思いますが。すごい。彼女はコメディのセンスもあるし、一生やめないでほしい。こういう人は結婚してもやめなくていい制度にできないのかしらね。