[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/27(13:31)]
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今年もよく観劇しました。トータル76回観劇。作品数にすると39公演。厳選したつもりなので2年前に比べると半分くらいに減りました。それでも13公演は観るんじゃなかったと後悔しました。あえて作品名は挙げませんけど。。
例により、とても厳しく、5段階評価しました。
「キャッツ」と「オペラ座の怪人」はロングラン公演なので除外しました。
【星5】
「ジキルとハイド」--若い子には負けてない、ベテラン役者達の底力を見ました。
「異国の丘」
「李香蘭」---------------------------------------ロングランしてほしい。
宙組「炎にくちづけ」-------難しい演目を宝塚でこれだけやれれば合格でしょ。
「モーツァルト!」------------------中川さんのラストの歌が忘れられない。
「レ・ミゼラブル」--------2000回記念公演最高だった。石川マリウス最高!!
宙組「ネオ・ヴォヤージュ」-----最初のシーンがなければ最高のレビューかな。
【星4】
「マイ・フェアレディ」---------石井さんのうろたえっぷりが面白かったです。
星組「長崎しぐれ坂」------------------私はこれ、しぶくて好きでしたけど。
「エビータ」---------CDの野村さんが良すぎて。あれと比較するのは酷かな。
「ピーターパン」----------------子供向けだけど大人にも充分楽しめました。
いつものように、評価は私の好みによるものです。
おしいのが、雪組「ワンダーランド」と「エリザベート」
ここらで物凄くうまいソプラノによるエリザベートが観てみたい。トートも髪型と衣装を一新してイメチェンしてほしい。
来年も期待の作品目白押しですね。本当に楽しみ。
特に「グランド・ホテル」「アンナ・カレーニナ」「ヴァンパイア」「Our House」「マリー・アントワネット」がどうなるのか期待してます。
そして、いよいよ和央さんの退団公演が近づいて来ると思うとさびしい。それに、花組が「ファントム」の再演をするのがちょっと楽しみだけど、なんだか複雑な気持ちです。
では、みなさんよいお年を。
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あけましておめでとうございます。昨年の総括は、私は宝塚だけを熱く(?)語ろうと思います。というか、宝塚以外は1本しか観なかったので。
【2005年宝塚歌劇総括】
今年は年末に来年後半のラインアップも決まり、宙組新主演コンビ・花組新主演娘役も決まり、さて、というところで公演中止に追い込まれる事故までおきてしまった。後半、それも12月に大きく動いた一年だった。
<作品ベスト1>
本当は「5」くらいまで書きたいのだが、今年は本当に幕があがってからさらに集客できるいい作品がなかった。唯一これだけ。
1、「くらわんか」(花組 バウホール)→やはり「落語シリーズ」は面白い。特に今回は大阪が舞台だったのでノリもよかった。
<作品ワースト3>
これは、挙げだしたら10で納まらないので「3」にしておく。
1、『JAZZYな妖精たち』(月組 大劇場)→タイトルを聞いたときからコケそうに思ったが、新聞に「稚拙な作品」とまで書かれていた。ダントツ1位。
2、『マラケシュ・紅の墓標』(花組 大劇場)→大劇場でわけがわからなくて、博多座に行くと分かるようになるとはどういうこと?初めからわかるようにして欲しい。改めて言いますが、宝塚の本拠地は宝塚大劇場ですよ。
3、『ホテル ステラマリス』(宙組 大劇場)→結局なにが言いたいのか分からない。
基本的に大劇場の作品は、遠方からの観光客が初めてみて理解できるものであるべき。それには、ロマンとか夢とか「宝塚」の売り物の香りがしない作品が多すぎた。
ショーは、どれも「芝居の鬱憤を晴らす場」になってしまって、「これ」というのはなし。個人的には、明解さと出演者の歌のレベルが高い、『エンター・ザ・レビュー』(花組 大劇場)がよかったかと思う。
<今年伸びたジェンヌ ベスト5>
1、貴城けい→昨年期待したいと書いてよかった。宮家の当主、誇りある貴族、ホストとかなりバラエティに富んだ役をきちんとこなした。宙組トップになるわけだが、美貌と演技力は十分。やはり、歌をがんばって欲しい。ただ、純粋な「雪組育ち」の彼女が、いきなり宙組になじめるかと、大劇場お披露目公演が「坂本竜馬」はきついな、と。
2、壮一帆→また、今年もかなり伸びた。彼女の中で「宝塚に在団するとは」ということが良くわかってきたのではないか、と思う。バウホールで、春は二枚目軍人、秋は敵役とまったく違う役が出来るところにこの人の「伸びしろ」を感じた。久々の地元兵庫県出身主演男役の登場を期待できそう。
3、桜乃彩音→なんだか、「主演娘役」への道を、周りの中堅を押しのけて爆走しているなと思ったらなってしまった。新人公演は知らないが、本公演でもかなり目立つ存在だった。『ファントム』のクリスティーヌは花總と違った娘らしさが期待できそう。歌がどれほどのものか、というところ。
4、安蘭けい→もうこの人に「発見」とか「伸びしろ」などなくて、これからも淡々と実力者でいるのだろうな、と思っていた。しかし、『龍星』は前評判や整合性のない脚本を押しのけるほどの圧倒的な歌唱力と演技力には驚いた。まだ、われわれファンを楽しませてくれるだろうし、彼女の歌劇団への「執念」すら感じる。
5、大空祐飛→作品は少なかったのだが、同期の瀬奈じゅんがきてから変わった。『JAZZYな妖精たち』はなにか役のつかみ方が上手く感じられて、観るべきは彼女だけだったような。
<来年は期待したいジェンヌベスト3>
1、白羽ゆり→もう、お正月から答えを出すことが求められている人。努力の仕方では「大型娘役」になれそうな気がする。とにかく、芸に緻密さを。
2、音月桂→そろそろ学年的に「中堅」で、なにか「個性」を見せて欲しいところ。バウホールの「落語シリーズ」が当たっているのは期待できそう。
3、北翔海莉→ほとんど上に同じ。出来る人だけになにか欲しいところ。
(番外編で)
4、緒月遠麻→雪組公演に行くと、どこかしら目に付く人。どの路線をとるのか見もの。
<全体として>
はじめに書いたように年末にバタバタと動いた年だった。特に事故で公演中止にせずに、「代役公演」でやることが出来ない、というところが重い命題だろう。「和央ようかライブショー」と銘打っていたのだから無理です、ということだろうが、それでも宙組のメンバーで補えるような体制を普段から敷いておくのがあるべき組の姿だろう。5組見回しても、すぐ代役公演が出来るのは花組・雪組ぐらいで、ピラミッド型にスターの構図がなっていない組は今回のようなことがあれば、と考えると心配だ。全組のバランスを取るべく、更なる組替えを望む。
それと、やはり、過密スケジュール。スター格のほうは正に「人間ローソン」状態だと思う。雑誌などのメディアへの露出も激しいし、CS放送も所詮スターが出ないと視聴者も集まりにくいだろうから、「タカラジェンヌ」が身近な存在に感じられるのはいいのか、それとも歌舞伎役者のように、梨園というような「生活感がない存在」にしておくべきか、この辺で少し考えるべきだと思う。
来年は、宙組がもう決まっているように「退団イヤー」になりそうに発表された演目からひしひし思う。ただ、新主演男役には1・2作ではなく、せめて3作以上やってやめていただきたい。組の体制というものは、すぐに形作られるものではないからだ。そこはよく比較される大相撲と同じシステムなのだから。
来年は、4500円以下のバウホールでの若手の公演、エンカレッジコンサートはパスすると思うが、後はなんとか観ようと思っている。『ベルバラ』も苦労したところだというのに。
PS1、5日に星組ベルバラ行ってきました。「サバキ」値引きしてました。今まで観た中では最高に消化不良のベルバラでした。
PS2、yasuko様、おそれいりますが、メルアド変更されたなら金子までご一報いただけませんか。お送りしても帰ってきてしまうので。