Re: 帝国劇場「マイ・フェア・レディ」

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396. Re: 帝国劇場「マイ・フェア・レディ」

ユーザ名: 金子
日時: 2005/11/21(14:47)

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 現在は劇場名まで変わってしまい・・・キャストもこれだけ変ると、私が観劇したのは大昔のような気がします。梅田芸術劇場は真央さんのこれまでの集客力というものに敬意を表さないのでしょうか?彼女のコンサート、大阪は絶対あそこでやるべきです。

yasuko > 主な配役は以下の通りです。

yasuko > イライザ=大地真央
yasuko > ヒギンズ教授=石井一孝
yasuko > ドゥーリトル=上條恒彦
yasuko > ピッカリング大佐=羽場祐一
yasuko > フレディ=浦井健治

yasuko > 通常他の公演は同じものを続けて劇場を転々と1年くらいかけて上演していくものなのに、彼女はいくつかの持ちネタ(「マイフェアレディ」「風と共に去りぬ」「サウンドオブミュージック」等。)を劇場を変えるたびに交代で上演していくのですね。大阪や博多でやっているのを見たいと思っても、東京では1年あるいは数年待たないと見れないのです。やっと、「マイフェアレディ」が東京にやってきてみることができました。待ちが長かったです。思わず2枚もチケット買っちゃいました。

 大阪など、「いつ真央さんきはるの?」状態です。

yasuko > 今日の感想は、
yasuko > 終わってみて今から考えると、この舞台の見所は最後の10分間だと思う。正直前半は非常に退屈。途中何度も寝そうになった。やたらヒギンズは怒鳴るし、差別発言が多くて、なんだかちょっと不愉快にさえなる。ちょっと前半テンポがのろいと思う。

yasuko > ところが最後のヒギンズの母親の家での2人の激しいやりとりと、その後の負け惜しみで強がってみせながら家に戻るシーン、そして家に戻ってからのラストシーンを見て、素直になれない大人のストーリーだなぁと思った。

yasuko > パンフを見ると、”階級による差別などない、優しさのある生き方”が主題らしいけど、私には”男って最後までばかね。”ってのが主題のよう。

 大阪公演のとき、両親と行きましたが、父が「これは男と女の価値観の違いをついたミュージカルだ」と私と母に向かって終演後のたまいました。男性にはヒギンズの気持ちが良くわかるようです。1世紀たっても埋められない根本的な男と女の気持ちの持っていきかた、そこをテーマにしたバーナード・ショーの偉大さなのでしょうか。

 しかし、真央さんはいつまでイライザされるのでしょうか?でも、真央さん以外に適任者今の日本ミュージカル界にいないしな・・・・。

yasuko > やっぱ、本田美奈子のキムを見なかったことが悔やまれる。彼女がでると他の大物女優さんが食われちゃうからか、事務所の力がないからかわからないけど、ミス・サイゴン、レミゼ以外であんまし大役がなく、彼女の舞台を見れなかったのが非常に残念。もっともっといろんな舞台でてほしかったな。

 私は「初・帝劇」が「ミス・サイゴン」で15列目ぐらいでしたが、キムは本田さんでした。はじめは行く気がなかったのですが、阪急系カードの応募に出したら、たまたま「ミス・サイゴン」のPRCDが当たったのです。聴くと曲が頭の中でぐるんぐるんまわりだして、「よし、劇場へ」と思いました。あのときのどの歌も心に残っています。遅くなりましたが、ご冥福をお祈りします。

 ところで、来年11・12月帝劇で大型ミュージカルやるそうですけど(メールマガジンにあった)、今のところスタッフ・キャスト未定とか。どうせ、演出:小池修一郎、主演:一路&山口のような気がするのは私だけでしょうか。では。


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397. Re: 帝国劇場「マイ・フェア・レディ」

ユーザ名: yasuko
日時: 2005/11/23(23:14)

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今日は2回目の「マイ・フェア・レディ」を観てきました。非常に面白かったです。石井さんの最後のうろたえっぷりが面白かったです。
おそらくあの二人の性格なら、階級が同じでも、教育や生活水準が同じでも、言葉が同じでも、あんな風に平行線だったと思います。
金子さんのお父様がおっしゃるように、男と女の思考回路の違いが産む、滑稽な意思の不疎通の物語だと思いました。
女は最後までたとえ間違っていても、強気で押し通せばいいのよ。男は、たとえ正しくても、”はい、はい。女性のおっしゃる通りです。”って負けを認めて、手の上で転がされているふりをして、実はすべてを受け入れているおおらかさというか、大きさがあるってことでしょうか。そうでもないと男と女って思考や行動の違いを理解するのは難しいって事でしょうか。そんな違いなんて、男は理解する必要はないのですよ。理解しようとすること事態が無理なのです。
そういう事が主題と思ってみると、かなり面白い作品だと思いました。
なんだか、「マイ・フェア・レディ」で2時間半ほどかけて表現しようとしたことは、この間の宙組の全国ツアーの「風と共に去りぬ」のしばいの後の、フィナーレのデュエットダンスの2分程度で表現されていたような気がする。あのダンスはすばらしかった。レッド・バトラーもヒギンズになれれば、スカーレットと別れずに済んだのに。デュエットダンスのように振る舞えば、最後はヒギンズとイライザみたいに、ハッピーエンドだったのにねぇ。無理に女を理解しようなどと苦しんではいけないのです。

大地さんは、帝劇ではいつもチケットの売れ行きがあまりよくないですね。前回は休日なのに拍手もぱらぱらで全然盛り上がらなかったけど、今日はファンクラブかなにか団体がはいっていたのか、すごい盛り上がりようでした。誰か右後方席で拍手を先導する人いませんでした?「さぁ。皆さん。ここは盛り上げるとこよ!」って感じで、おなじみの曲が始まったとたん、小さい拍手を早めに誰かが始めるのです。そうすると、後方の団体さんがいっせいに物凄い拍手。つられて、われわれも拍手。ここじゃ前回拍手全然なかったけど。。。ってとこで、今日は異様に盛り上がりました。でも、おかげで楽しく観れました。

いや、石井さんよかった。ますます好きになりました。やっぱ、ファンクラブはいろうか迷うなぁ。でもロックのライブにはちょっとついていけないし。。



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