[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/28(18:45)]
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行ってきましたよ。2000回記念バージョン「レミゼラブル」帝国劇場。
会社休んでまで行きました。絶対土日は手に入らないだろうし、もう平日行くしかないと腹をくくってカード会社の平日公演会員割引で買いました。2階の最前列ど真ん中で、割引価格だし、なかなか満足した席でした。
キャストは、チラシや公式HP道理。
今年レミゼを7回観て、初めて泣きました。
1)岩崎ファンテは凄い!!
彼女が声を発するたびになぜか泣けてきて、1幕の工場のシーンから涙、涙でした。天使の歌声です。何であんなうまいんだろう。もう「夢やぶれて」の最後のフレーズは、完全に彼女がオケを仕切ってました。こんな唄い方は、若い娘じゃできません。さすがベテランです。
2)島田エポ、これまた凄い!
何が凄いって、40過ぎてんのに、中年太りもせず、あの華奢な体系を保っていることにまず唖然。そして、あの少女のような甘い、乙女チックな声が凄い。40代ですよ!!今まで観たエポの中で一番かわいかった。18歳って言っても充分通用する。ちょっと臭い唄い方だったかもしれないけど、そして、かわいすぎたかもしれないけど、でも、うまいですね。
「On My Own」聴いて、これが”あの”伝説の島田歌穂の「On My Own」かと、感動したが、それより、死ぬシーンが泣けた!!まるで、御人形さんか、くまさんのぬいぐるみみたいで、本当に純粋でかわいらしく、死んでいった。本来エポは、貧しさ、寂しさ、惨めさを隠すために、強がって悪ぶっているけど、本当は、かわいいくまさんのぬいぐるみみたいな、乙女チックな少女だったのですね。
3)鹿賀ジャベールかっちょいい!!
まず”鹿賀丈史”って名前でびびります。それだけで、オーラがあります。一番圧巻だったのは、セーヌ川に飛び込む前のシーン。あの唄い方は、迫力あった。今まで、「Star」や死ぬシーンのジャベールの心境がいまいち私ははっきりとわかりにくかったのだけれど、今日鹿賀ジャベールを観て、分かった気がした。これもさすがベテラン。やっぱ、うまい。他のジャベールがふっとんじゃったですね。
4)市川マリウス、優しさがにじみ出てましたね。
私のお気に入り、岡田マリウスとはまた一味違って、大人の優しさに溢れたマリウスでした。まず、声がいいのですよね。しぶい!!
「その髪、素敵ね」「何だよ、ふざけて」って、今までなぜみんなあんなに怒るのか、不思議でした。不自然ですよね。市川マリウスは、「ふふっ」と笑って、優しく、「何だよ、ふざけて」です。これが正解だと思います。
そして、コゼットに手紙を渡した後、どうしてもまたマリウスにあいたいエポは、危険を承知で砦に行ったのですね。そのときの、「どうして帰ってきた」って、市川マリウスは、どなって、怒って言うんです。これが正解。これは、他のマリウスは、言い方が甘い!!ここは市川マリウスみたいに、怒鳴らなきゃ。
歌よりも、彼のちょっとしたしぐさや、せりふの言い回しが、他のマリウスと大きく違って、その演技力がすばらしかった。もちろん、声もしびれましたが。。
そして、カーテンコールで、知念コゼットのドレスが床のくぎか何かに引っ掛かって動けなくなったとき、跳んできて助けてくれました。その後のカーテンコールでも、常に彼女に気を配っててを引いてくれて、優しいお兄さんです。もう素敵です。
5)岡アンジョ、どうした??
2000回記念公演だから、おまつりだし、細かいことはどうでもいいのかもしれないけど、岡さん、絶対変でしたね。どっか悪かったのではと思います。全然声でてなかったし、歌のソロは、ほとんど軽く力抜いて歌ってました。高音は全然でてなくて、聴いててつらかった。最後までもつかな?本公演3ヶ月大変だったので、疲れがでたのでしょうか?
でも、ウエディングシーンは笑わしてくれますよ。もう、他の人は見る余裕がないくらい、小芝居をやっています。笑って笑って最高でした。歌で調子悪い分、ここで挽回してくれてました。これから見に行かれる方は、このシーン岡さんに注目です。
そして、今井バルジャンは言うまでもなく、最高でした。私は、今井さんがこの役に関しては、一番だと思います。鹿賀バルジャンも見てみたい気もしますけど。。<
2000回記念プログラムも買ってしまった。会社休んでも行く価値が充分ありました。千秋楽チケットもっていらっしゃる方、うらやましいです。
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2006年4月再演決定って公式に出ていますね。またやるんだ。早すぎない?結局、ほぼ毎年やるのですね。楽しみだけど、体力持たない!!今度はどんな新キャストが観れるか、そして誰か返り咲きあるか、キャスト発表楽しみです。