Re: 月組・東京宝塚劇場「エリザベート」

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324. Re: 月組・東京宝塚劇場「エリザベート」

ユーザ名: yasuko
日時: 2005/4/24(23:17)

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4回目を見てきました。
正直しばいは、ちょっと見過ぎて、ストーリーも知りすぎてさすがに飽きた感がありました。おかげて途中爆睡していました。
でも、確実にトートの歌がうまくなっている。全然違う。
まだ見られてない方、千秋楽近くに見られる方は結構感動物かもです。大劇場の最初でしか見ていない方で、東京の千秋楽近くにまた見られる予定のかた、結構驚くかもです。やっぱすごい。最初の2回を2月に見た時は、なんでこの人がトップで、トートなのか?といらついたけど、今見ると、凄い。やっぱ彼女がトートで正解ですね。

しばいは、寝てたので、あまり細かく感想など述べる資格がないのですが、エリザベートって、何がいいって、宝塚版では、やっぱしばいの後のショーがすばらしい。
芝居中苦悩の孤独のフランツがすがすがしい表情で左からせりあがって唄う最初のシーンで、なんかフランツかわいそうって気持ちが少し救われます。きっとフランツの一途な思いは伝わって、あの世ではふたりはいい夫婦なのかもと願います。
その後のキッチュのロケットがまた盛り上がります。もう最高ですね。
その後、大階段が見えると感動します。へたな(?)あやきさんの歌も全然なれてしまって、気にならなくなりました。上品なあわいピンクのロングドレスがまたいい!!
そして、闇が広がるの振り付けは、秀逸です。同じ振り付けで東宝エリザのトートダンサーズも踊ってほしい。あれを本物の男達が芝居とはちがって、品よくカッコよく踊ったら、どんなにすばらしいだろうと思います。でも、宝塚の男役の群舞にはかなわないかな。。
そして、デュエットダンスは本当にすばらしい。せなさんの表情がすばらしい。
芝居中は音が低くて実力が発揮できないゾフィーが、最後のパレードのエトワールで、おもいっきりこれでもかと高音を聴かせてくれます。もう、最高のエトワールですね。

芝居見なくてもショートパレードだけで充分堪能できます。


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328. Re: 月組・東京宝塚劇場「エリザベート」

ユーザ名: yasuko
日時: 2005/5/1(22:05)

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私にとっては最後の「エリザベート」を見てきました。
結局、なんだかんだ言って、満足してしまいました。今までの組の「エリザベート」とはまた違ったアプローチだったと思います。
「エリザベート」というと、みんな死んでいき、なんだか暗いイメージもあるし、悲劇の皇后みたいに言われて、かわいそうなストーリーっぽいけれど、東宝版でも感じたけど、決してそういうストーリーではないと思います。
やはり、主役はトートではなく、エリザベート。
特にエリザベートが死にあこがれていた訳でもなく、トートは負けそうな弱い心に忍び寄る人間の”隙”のようなものを現していると思う。隙があれば、まるで運命に操られているかのごとく、破滅へと引き込まれていく、という人間ならだれでも持っている弱さを現していると思いました。
そういう運命に翻弄された人生で、あきらめかけたり、なげやりになったり、模索しつづけ、それでも自分らしさを失うまいと頑張って精一杯生きた”人間皇后”に対する、オーストリア・ハンバリー国民からの心からの讃歌だと思います。そう考えると、普段男役のせなさんがやって、最後のすがすがしいふっきれて、自由でし合わせそうな解放された表情のデュエットダンスを見ると、正解だったかもと納得しました。

「エリザベート」が終わって、来年のベルばらまで、宝塚ではおもしろそうなのはなさそう。最近つまらない作品が多く、今後あまり宝塚には期待できそうにないですね。こうひどい作品が続くと、熱が完全に冷めてしまいそうです。もう卒業かな。。とまた思ってしまいます。

でも、帝劇で、「レミゼラブル」「モーツアルト」「エリザベート」「マイフェアレディ」と楽しみな作品が目白押しです。やっぱり、歌のレベルが高いので、帝劇は見るに価する。

そして、何といっても東京では常に4公演四季が同時に上演していてくれるので、見る物には事欠かないです。
8月から昭和3部作の同時再演と言ってましたが、反日を考慮してか、「異国の丘」と「南十字星」は延期か中止みたいですね。「異国の丘」はオリジナルにしては、クオリティも高くもう一度見たいけど、「南十字星」は当分上演ぶりでしょうね。もろB級戦犯とか扱ってますし。いいわげがましいし。
でもおかげて、「アスペクツオブラブ」やってくれるみたいで、これは楽しみです。坂本さんは「マンマミーア」卒業でこっちに出られるよう。ひさびさの彼女の歌声がきけると思うと楽しみです。



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