[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/28(22:50)]
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いよいよ始まりましたね。
あれほど前回何度も観て、いい加減飽きてもいいのにまたたくさんチケット買ってしまった。
まずは、3月12日(土曜日)に昼の部、夜の部両方観てきました。
主なキャストは以下の通り。
12:00
別所・今・笹本・井料・知念・藤岡・徳井・瀬戸内・坂元
17:00
今井・岡・新妻・井料・剣持・岡田・駒田・森・東山
もう、レミゼも見尽くしたから、あまり感動しないかもと心配していたけど、昼の部を観て、あっさり、簡単に感動してしまった。
知念コゼット、あの高音ちゃんと出てるジャン。アイドルだけど馬鹿にできない。やるじゃん。
相変わらず、坂元さんの歌はすばらしかった。あの物凄い声は、いったい後何年出続けるだろう??50すぎてもあのキーで唄えたら凄い。楽しみ。
ミュージカル初出演の藤岡さんが期待以上によかった。うまいですね。今後が楽しみ。ファンも私の席のまわりに異常に多く、人気ある人なのですね。
満足した昼の部の後、夜の部を観て、考えが変った。
満足度が数十倍違った。
おそらく、まだ2回しか観てないけど、この日の夜の部の組み合わせが、3ヶ月の中で最高の組み合わせだったかも。今後これ以上の感動を得られるだろうか?
昼の部は決してだめという訳ではないのです。ただ、この夜の部があまりにもすばらしすぎて。。
今井バルジャン・岡ジャベールの対決はすばらしかった。凄い迫力。まだ観てないけど、山口・鈴木の組み合わせより、いいかも。
今井さんはバルジャンをやるために生まれてきたような人。顔も、声も風貌もすべてにおいて、バルジャンそのもの。映画のバルジャンより、10周年記念のDVDのバルジャンより、バルジャンっぽい。最近ようやく彼の良さが理解できてきた。
岡さんの Star は凄い。あの声量。おそらくマイクなしでも、十分2階の最後列までちゃんと聞こえそう。前回彼のジャベールだけを観てなかったけど、これで観れて本当によかったと心から思った。
そして、砦が落ちた時、前回ジャベールはマンホールから地下へ逃げたと悟って、”また逃がしてしまった!!”と悔しがっていた。でも、今回は、”ここから逃げたに違いない。”と確信した直後、すぐに”ここから、やつはあそこへ向かったに違いない!!よし先回りして絶対捕まえてみせる!!”って演技に変ったような気がします。そこは、今回が正解のような気がします。だって、本当にジャベールがいたら、きっとそう思うに違いないから。ここは変えて正解。
岡田マリウス。全体的におかしいくらい大袈裟な演技です。でも、舞台はあれくらいやってくれないと。。やっぱ何度観てもほれちゃうね。おじさんなんだけど、若くてかっこいい他のマリウスに全然負けてないです。すべてのシーンでのちょっとしたしぐさ(カーテンコールも含めて)、まじめて、優しく、フェミニストで、でも不器用なマリウスになりきっている。女性のエスコートの仕方が大人ですね。
テナルディエ夫婦のコンビは駒田・森が最高だと思う。駒田さんが3月だけなので、このコンビを観れるチャンスが少ないのですね。この日のチケットを買ってよかった。
デナルディエの歌って同じフレーズの繰り返しが多い。短調になりがちで、結構難しいと思います。この歌を駒田さん以上に唄いこなせる人はいないのではないかと思う。
そして、本田美奈子さんが降板されたので、この日は2回も井料さんを観れてしまった。彼女の唄い方は低音部がのどが苦しそうで、果たして歌がうまいといえるかどうかは微妙。でも、「夢やぶれて」は圧巻だった。たった2分程度の1曲で、ファンティーヌのここにいたるまでの長い波瀾万丈の人生を、あの美貌とさまざまな表情で表現してくれた。なにか長い映画を見せてくれたようで、この舞台では描かれていないけど、いろんなシーンが頭の中に浮かんできた。凄い表現力だ。
そして、細かいことだけど、一部マイクの調子が悪くて、雑音がひどかった。
回転床のまわる音がうるさすぎる。今回はシーンの途中でまわることが多い。
それに、前回と比べて、床が時計周りに10度程度傾いた角度で止まって演技するシーンが全体的に増えたような気がします。(気のせいかな?)やっぱ正面から見たいので、この変更はどうかと。。それを考慮すると、左側の席をとったほうが顔がよく見えていいかもですね。
リトル・コゼットとガブローシュは今回いまいちでした。前回よかったからね。
本当にどうでもいいのだけれど、私は許せないことがある。ガブローシュよ!!命懸けで弾を取りにいったのであれば、命懸けで砦の仲間に届くように投げろよ。”最期のおまえの気持ちはしっかり受け止めたぞ!”となるか、もうちょっとで届きそうでかすってとりそこなう(こっちもまた余計哀れで涙を誘う)のどちらかにしてほしい。2回とも全然だめ。子供だけど、男なら、もっと気合いれて命懸けで投げてほしい。
そして、一番泣けたのは、ロビーの本田美奈子さんへの大きな大きな寄せ書きかもしれない。
彼女のファンティーヌがうまいのかどうかはなんともいえない。でも、絶対戻ってきて、次回公演では復活してほしい。
姉に「何度観たら気が済むの。同じ公演を!!ばかじゃない?」と怒鳴られたので、「レミゼは特別。ファンなら何百回もみれる人いるのよ!!」って言ったら、「絶対何百回見ている人はありえない」といわれました。探せば日本のどっかに100回以上見ている人いると思うけどな。果たして日本で一番見ている人は最高何回くらいみているのだろう。
まあ、またはまりそうなのは変わりないですね。
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3回目を見てきました。メインキャストは以下の通り。
12:00
山口・鈴木・ANZA・マルシア・知念・泉見・徳井・瀬戸内・坂元
正直言って、今日のキャストは今一つでした。結構期待していったので、ちょっと拍子抜けしました。
1)テナルディエ成長しました。
3月に見た時は、徳井さんがへたで、へたで、観てらんなかった。1ヶ月たって、ずいぶん変りました。よくなった。たぶん、物凄く頑張ったのですね。結構レミゼファンってきびしそうだし、辛辣な批判の手紙とかどっと来たんじゃないかと察します。さすがプロ。全然ちがってた。でも駒田さんにはかなわないけど。それにしても、こんなに変る物か。。。
2)やっと ANZA を観れました。
前回公演で、ANZA エポニーヌだけ観れなかったので、やっと全員制覇できて達成感があります。かわいい顔で、ハスキーだけど、まんがチックな特徴のある声です。正直エポにはあわないキャラですが、ミスサイゴンでも結構よかったし、今後注目すべき女優さんですね。このアニメ声ゆえに役がもられないこともあるかもしれないけど、頑張ってほしいです。
3)やっと泉見さんを見れました。
いるんですね。若くてハンサムで、歌うまい人。でも、表現力が今一歩かな。
4)鈴木さんのジャベールが期待外れだった。
ダブルキャストだと、差をつけやすいのかもしれないけど、3人、4人となると、他のキャストとの差を表現するのが、難しいだろうとは思います。鈴木ジャベールは、他の人にはない、気品とか優しさとか、一味変ったジャベールを期待していたのですが、後何度か鈴木さんは見るので、今後に期待します。
5)山口さんのバルジャンが物足りない。
初めて山口さんのアドリブってものを聴いてしまった。彼もやるのですね。
相変わらず熱狂的なファンがカーテンコールで、物凄い”ゆういちろー”とか”ゆうちゃーん”とか凄い声援を送ってました。凄い人気。でも、高音が裏声で軽く歌うしかできないし、裏声でないところが妙に甲高くて、迫力に欠けるような気がしました。物足りなかった。気のせいかな。
結局、3月12日夜の部の組み合わせを超えることはできなかった。
今のところ、私の中のベストキャスティングは以下の通りです。
バルジャン:今井>山口>>別所
ジャベール:岡>>今>=鈴木
エポニーヌ:新妻>ANZA>>笹本
ファンティーヌ:井料>>マルシア
コゼット:知念>>剣持
マリウス:岡田>>藤岡>=泉見
テナルディエ:駒田>>徳井
エナルディエ妻:森>>瀬戸内
アンジョルラス:坂元>東山
3月12日夜の部の組み合わせで、もう一度みたい。でももう無理なのですよね。せめて井料さんのファンティーヌ聴きたい。4・24チケットどっかあまってないかな。
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4回目を見てきました。メインキャストは以下の通り。
12:00
山口・鈴木・新妻・マルシア・剣持・藤岡・徳井・瀬戸内・岸
1)岸さんのアンジョルラスをはじめてみました。
すばらしい。声量だけ考えると、断然坂元さんだけれど、東山さんも”品があって、素敵”だし、今日の岸さんも”僕らは死のう。”ってくだりの砦のシーンはかっこよかった。アンジョルラスの最大の見せ場はここだと私は思っています。ここで盛り上がれば、最後の真っ赤は革命の旗につつまれて死んでいるシーンで、思わず拍手したくなるのです。責任感があって、まじめで頼り甲斐のある、まっすぐなアンジョルラスをうまく表現できていたと思います。
アンジョルラスは、3人とも個性があって、すばらしいです。東山、岸が結構お勧めかも。
2)藤岡マリウスいいです!!
歌がうまい。果たして彼はあれ以上の高音もだせるのか?もしもっと難度の高い歌も歌いこなせるのなら、ぜひミスサイゴンのクリスとか、モーツアルトとかも聴いてみたい。ぜひ、次回はキャスティング考えてほしい。
中川さん、石井さん、井上さんと聞き比べてみたい。今後が楽しみな人です。
大学で声楽を勉強してなくても、日本中に歌のうまい若い男性、探せばたくさんいそう。どんどん発掘してほしい。
3)山口さんが前回公演とずいぶん違って演じてらっしゃいます。
歌というより、ほとんど”ささやき”や、”吐露”、”絶叫”調になっている。前回は明らかにこういう演技ではなかった。
アドリブも毎回入れているのですね。
高音がでなくなったから(?)、こういうのでごまかしているのか、面白くしようとおもって、サービス・工夫しているのか、分からないけど、やっぱ、山口さんのバルジャンは一度は見とくべきかな。。さすがです。
とうとう、井料さんのチケットはとれず、もう今年は見れないのがちょっと心の凝りです。
5月の千秋楽までに、後2回見る予定。
2000回記念公演も非常に楽しみになってきた。
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5回目を見てきました。メインキャストは以下の通り。
17:00
山口・今(鈴木さんの代役)・笹本・シルビアグラフ・飯田・岡田・佐藤・瀬戸内・東山
1)佐藤テナルディエ
佐藤さんのテナルディエをはじめてみました。
こういうテナルディエもありかなと感じました。駒田さんの印象があまりにも私には強すぎて、あくの強さが決め手かなと思っていました。でも、佐藤さんの”バカボンのぱぱ”っぽい、ほんわかしたテナルディエもなかなかよかったです。
歌がうまいとは思いませんが、軽く楽に唄っているのに、歌詞ははっきりききとれるし、三遊亭あろうさんみたいに、張り切りすぎて、最後で息切れするよりかはましです。
結構ぼけキャラ佐藤テナルディエもお勧めです。
2)シルビア・ファンティーヌ
シルビア・グラフさんのファンティーヌをはじめてみました。
う〜ん。。。期待していったのですが。。。声は元からああいう声だったっけ?花粉症?風邪?太くって、大人の声質だから、他のファンティーヌとは違った味が出せると思っていたのですが、なんか”おばさん”っぽくて。。肩とか二の腕とか、太っている私が他人のことを言えた義理ではないのですが、ファンティーヌって印象じゃないです。ファンティーヌはもっと華奢であってほしい。ファンティーヌをやるには年取りすぎで、太りすぎかも。死ぬシーンの御姫様だっこは大変でしょう。はかなさ、けなげさ、不憫さが伝わってこない。ちょっと彼女はミスキャストだったかな。。
3)今・ジャベール
鈴木さんは体調不良で、2日間、今さんが急遽代役です。バルジャンとの掛け合いのシーンはかっこいい!!ファンティーヌのベッドがおいてあるシーンの掛け合いでは、2人が同時に違う歌詞を唄うので、正直2人の歌詞を同時に聞き取るのは無理。いつもどっちか聞き取れるほうだけ聴いてしまう羽目になっている。今日は、この部分の今さんの声が目立って彼のほうが山口さんより迫力あったかな。ひょっとして、この音域が自分のほうがバルジャンより目立つように練習したの?
しかし、Star は鈴木さん、岡さんのを聴いてしまうと、高音部の最後のさびの息が続かない。歌は他のジャベールと比べると厳しいかな。。
4)岡田マリウス
そして、私はやっぱり、ちょっとおじさんな”若作り”岡田マリウスがやっぱいい。あの髪型が”マリウス”してるんですね。もうEmpty Chairs at Empty Table の横顔が、おばさんにはたまりませんわ。カーテンコールでは、われを忘れて彼に向かって、ぴょんぴょん跳びながら手を振りまくっている恥ずかしい私です。前回は彼を追っかけて博多座まで行きましたが、今年は我慢せねばと思っているとこです。一度出待ちしたら、彼のファンはおしゃれな若い女性が多く、私みたいなおばさんにサインしてとか握手してとか言われたって。。と思ったら、追っかけるのは止めにしました。
5)石井・岡
そして、そして、やっぱりハンサムな石井さんをやっぱり見てないのが心残りで、そして、岡ジャベールがまた聴きたくて、2人がコンビの公演日のチケット1枚本日買ってしまった。
2人が別々だけどコンサート(Live)やるみたいなので、それも行こうかどうかと迷っている次第。自分に呆れています。
今日帝劇行ったら、日生劇場の新しいチラシができていました。
2005年12月「ジキルとハイド」
キャストはほぼ前回と同じ。エマは知念理奈じゃなくて、別の人に代えてほしかったな。彼女は演技力がいまいちです。もっと芝居できる人がいい。
2006年1月「ベガーズ・オペラ」
内野、高嶋、村井、橋本、島田、森、笹本
すごい豪華キャスト。ストーリーがいまいちよく分からないけど、宝塚、帝劇、四季だけじゃなく、日生劇場も通わなきゃいけなくなるかと思うと、ますます忙しそう。東京は本当にいい舞台が同時にありすぎて、チケット取りと観劇のスケジュール調整が非常に大変です。当分宝塚は1組1回にしぼらなきゃいけないかな。
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6回目を見てきました。メインキャストは以下の通り。
17:00
石井・岡・新妻・マルシア・知念・岡田・徳井・森・坂元
これで、見たい人は全部見れました。スペシャルバージョン以外の普通版はこれで、見終わりました。まずは、一安心。
やっと石井バルジャン見れました。やっぱり歌は山口・今井さんと比べると差があるかなぁと思いました。でも帰りしな、よくよく考えたら、石井さんの歌は、いかにも唄っていますって感じの唄いかたではなく、まるで、しゃべっているときと同じトーンで唄っています。ひょっとしたら、自然で違和感のない本来のミュージカルの唄い方って、こっちが正しいのかも。
それと、今日裁判のシーンで、「俺は24653」って胸元開くシーンありますが、24563って書いてあったような。。わざとかな???気になった。単に字が下手だったから??
レミゼって、最初に観た時は、「なんて報われない悲しい暗い物語」だろうと思ったけれど、観れば観るほど、「登場人物がそれぞれ悩みながら、もがきながらも、信じた道を、愛する人・仲間のために、精一杯生きて、最後は幸せに満ち足りている」ところがいいです。決して暗いストーリーではないと思います。そして、何より印象的なのは、あの2台の燭台ですね。映画を見て気づいたけど、バルジャンは銀の燭台を売らずに努力して地位を得たのです。彼は逃げる時の荷造りのかばんにも、常にこの燭台を入れています(1幕ラスト)。この燭台は、バルジャンが人生をやり直して、悩みながらも、頑張って生まれ変わっている過程をずっと見守っています。そして、2幕最後のシーンが終わって、舞台が暗転しても、この2台の燭台だけが明々と彼を、そして彼の愛する人たちを見守りつづけているところが、とても印象的です。この物語のポイントは、まるで、神様のようにいつも、彼を暖かく見守りつづける、心の支えとなっている2台の燭台だと思います。
残すは、2000回記念バージョンだけです。もう今からわくわくしています。
今日は、劇場に本田美奈子さんの手術後の手紙が張ってありました。ぜひ次回は彼女のファンティーヌが観れますように。
ジキルとハイドの先行販売も劇場内でやっていたので、予約しました。キャストが代わり映えしないので、今回は1回しか観なくていいかなと思っています。
そして、キャッツの先行予約ではとてもいい席がとれてしまいました。ロングラン3期目なので、土日でもいい席のチケット取り易くなりましたね。
そして、そして、QUEEN のファンではなかったけど、We Will Rock You も買ってしまった。観る予定は全くなかったのだけれど、深夜のプロモーション番組観て、ボヘミアン・ラプソディ聴いたら、感動してしまって、買わずにいられなかった。全然チケット売れてませんね。今からでも普通に凄くいい席とれます。でも、ついていけるだろうか。。心配。
もう、来年の3月まで観劇予定が入っている私です。まだまだ忙しい週末が続きそう。なんて、幸せ者でしょう。つくづく感じてしまいます。