Re: 「オペラ座の怪人」映画版

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302. Re: 「オペラ座の怪人」映画版

ユーザ名: 金子
日時: 2005/2/1(18:41)

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yasuko > 「オペラ座の怪人」映画版を観てきました。
 金子も観て来ました。
yasuko > 舞台のサイトなので、ここで書くべきではないかもしれないのですが、四季がやっているアンドリュー・ロイド=ウェバー版で同じなので、感想を書かせてください。(==>管理人さんの御判断で削除されても構いません。)
私も削除されてもかまいません。

 キャストがあまり有名人がいないせいか、大阪では2番手の劇場での公開でした。ということで、ほぼ満席。ミュージカルなんだから、音響よくなきゃ。

 終了後の感想は「これがミュージカルというものか」という人(特に男性)が多かったです。しかし、メインキャストのダンスはまったくないし、歌があまりにもオペラ的で、こういう調子ばかりと思われるのは個人的にはイヤです。

 キャストに関しては、やはりファントムがもう少し歌の上手い人か、重圧感のある人を起用して欲しかった。いまひとつ、中途半端。記憶でも四季の人の方がよかったような。ところで、四季は大阪ではいつ上演した?私の頭の中に鮮明に残っていたのは完璧に宝塚の「ファントム」です。

yasuko > 舞台の「オペラ座の怪人」のラストシーンの解釈は、見れば見るほどわからない。
 ということは覚えてました。宝塚がハッキリとしているのに対してすごく解釈に幅を持たせてあるなあ、と。映画版もかなり解釈の幅があると思います。

 しかし、「?」は残ります。ファントムは服は?あのボートは?−どう調達したのか?音楽は誰から習ったのか?クリスティーヌの父親の墓はクリスティーヌの墓参のあとをつけて知ったのか?もともとは捨て子だったのか?そういう点でファントムの両親が出てくる宝塚版のほうがすっきりしたます。あえて、映画版だけでもキャリエール出して欲しかったなあ。親子物って日本人受けしかしないのかなあ?

 あと、個人的にですが、クリスティーヌは結局ラウルとファントムを天秤にかけているというか、二股しているように見えました。あの清純そうな18歳(ですよね、彼女)がそんな打算的なことをするか?と思いました。ファントムの人の声がもっと魅力的とか、オーラがあったなら納得できるのですが、字幕が分かりにくいことも手伝って・・・分からん。四季のは「ファントムから救って」とラウルにすがる、ということだと思うのですが、映画はこの2人のフェンシンングシーンもありの大バトルを感じました。宝塚版のクリスティーヌはひたすら清純で納得できます。さっさとフィリップには「ごめんなさい」というし。

 私はやはり舞台のほうが好きなので、今度四季が大阪でやったら観にいこうと思いました。大阪初演は一番後ろの席だったんですぅ・・・。でもシャンデリアは期待しただけ映画はすごかったです。

 なんかまとまりませんが・・・・観たあと買い物したのがいけなかったのか頭の中整理できないままです。DVDはポイントためて買おうと思います。


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304. Re: 「オペラ座の怪人」映画版

ユーザ名: yasuko
日時: 2005/2/1(23:22)

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金子 >  あと、個人的にですが、クリスティーヌは結局ラウルとファントムを天秤にかけているというか、二股しているように見えました。

”父親との過去の温かさに溢れた思い出”と”寂しい現実”
”金持ちで優しく美しいラウル”と”生涯孤独で醜いファントム”
”ラウルの愛につつまれた心の穏やかさ”と”ファントムに教育されて歌の才能を開花させる喜び”
など等、いろいろな2極の間で揺れ動く心がスリリングに展開されているのが面白いのかも。
クリスティーヌのせりふが支離滅裂です。ちぐはぐというか、さっきいったことと違うことを急に言い出したり。まさにいろんなことを両天秤かけてます。舞台だとそれが面白いんだけど、映画で歌詞の直訳が字幕にでると、こいつさっき言ったことと全然つじつまあわない??と訳分からないですね。頭の中が、ラウルモードになると、まともな現実的な普通の人間的なことを言うけど、ファントムモードになると、夢うつつで、ボーッとしたり急に怒ったり。。戸田奈津子さんではなく、ミュージカルの専門家で、「オペラ座の怪人」に詳しい人に、舞台を見てない人にもわかりやすい意訳をしてもらったほうがよかったような。。

いずれにせよ、アンドリュー・ロイド=ウェバーの野心?はすさまじい。日本での映画公開にあわせて、四季に直々に「キャッツ」「エビータ」「オペラ座の怪人」を同時上演させ、後世に名を残す準備に入ったのか?それにしても、作品すべてすばらしい。ノーベル賞に芸術部門とかあったっけ?あったらあげてほしいですね。

おまけに昔の奥さん(初代クリスティーヌ)の来日公演と、話題がつきない。
彼女が前の奥さんとは知らなかった。つまり、天使の歌声を持つ自分の奥さんのために、才能ある作曲家が最高のミュージカルをつくったのだから、ある意味、彼女がクリスティーヌで、彼がファントムみたいなものですね。「オペラ座の怪人」って、いろいろ解釈つけてはいるけど、実は天才である自分のことを書いたんじゃ?って思ってます。

宝塚の「ファントム」は去年でよかったのかも。今年やったら、影が薄くなったかも。

さあ、後何回みれるかな。



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