Re: 東京宝塚劇場「ファントム」宙組

[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/9/29(07:50)]

TOP HELP    :    :

オリジナルメッセージの書き込みオリジナルメッセージの書き込み // メッセージの検索メッセージの検索 // ヘルプヘルプ


上へ上へ | 前へ前へ | 次へ次へ | リプライを全て表示リプライを全て表示 | リプライメッセージを書き込むリプライメッセージを書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

223. Re: 東京宝塚劇場「ファントム」宙組

ユーザ名: yasuko
日時: 2004/8/1(20:19)

------------------------------

東京公演3回目、大阪とあわせると5回目を観てきました。
もう完璧に、完全にはまってしまいました。
初回に観た時は、四季の「オペラ座の怪人」のイメージが強すぎて、正直あまりいいと感じなかったのですよね。でも、もう私の中では、完全に宝塚版「ファントム」が、四季版「オペラ座の怪人」を完全に超えてしまいました。

四季版「オペラ座の怪人」は確かに凄い。でも、最初から最後まで凄すぎて疲れる。それに何が凄いかというと、一番凄いのは、よくあんな高い声がでるなという点。
それに比べると、確かに技術的には劣るかもしれないのですが、すべてのメロディーが美しい。そして、何より気に入っているのが、歌詞が胸を打ちます。全体的にストーリにメリハリがあり、もっとテーマが大きいように感じます。単なる3角関係の恋愛物にとどまってはいない。そして、ひとつの作品として、どちらが感動するかというと、宝塚版です。おそらく、四季版より、ファントム、シャンドン伯爵の年齢が若干若い設定のような気がします。若い青年の本当にダイレクトな愛の表現が聞いてていやみがない。せつないけど、美しい。和央さんの歌う歌詞がどれも感動的ですばらしい。

特に、私はあのラストシーンを変えられたことでかなりショックを受け、そのせいで、フィナーレが生きてきたと思います。劇団の思う壺ですね。
DVDで半分カットは非常に残念。これも、DVDがカットなだけに生でないと観れないから、また行かねばという気持ちにさせられ通ってしまいます。
本当にまんまと、見事に劇団の思う壺にはめられてしまいました。不覚にも私としたことが、こんなにのめり込もうとは。。

私の一番のお気に入りは、フィナーレの大階段での歌ですね。いい。すごくいい。

「光の海に包まれて、あなたの瞳に触れていたい。
いつも強く信じている、想いつづけた愛はかなうと。
目の前に果てしなく続く道は、いつかあなたにたどり着くだろう。
星空にひびく歌声に、あなたへの燃える想いは消えない。」

すごい、歌詞。死は2人の愛を引き裂くことはできないのですね。
この後転調して、シャンソン風の音楽にあわせて群舞。
そして、とどめが、

「熱く燃える想いは消えない。」

ですよ。私は毎晩いっしょに歌っています。

エリックが死ぬシーンの歌詞がまたいい。

「Oh you are music
2人の歌声は心に虹をかける。
Oh you are music
2人の調べは生きる証。」

心に虹をかけるなんて、訳詞の先生がすばらしいのか、もともとの歌詞がいいのかわかりませんが、歌詞だけ聞いていても感動します。
宝塚のDVDを買ったことはありますが、今回初めて Live CD を買いました。
これは、年末たくさん賞をとりそうです。先発の四季の「オペラ座の怪人」は有名で評価も高い作品です。これをやるのは、相当プレッシャーだったと想います。見事に負けず劣らず、いやそれ以上の作品に仕上げてくれたと感謝します。絶対賞とってほしい。あえて違うバージョンをチャレンジしたことを高く評価してほしい。

本当にこの作品をやるにあたって、ベストメンバーの気がします。ひょっとしたら、2番手シャッフルって、「ファントム」をどうしてもベストメンバーでやって四季に負けない作品にするには、安蘭さんを出演させたかったから、カモフラージュではないかと思えてきました。だって、水さん、大和さんは確かにかっこいいけど、歌が。。。。

確かにレミゼもエリザベートも相当はまったけど、これほど感動しただろうか。
今日はひさびさ出待ちした。出待ちなんて暇な人のやることで、ばかじゃなかろか、二度としないと想っていたけど、やってしまった。
私は、真剣にちょっとした近場の海外旅行並みの金額で千秋楽チケット買おうかどか、真剣に悩んでいる。誰か止めてくれないと、きっと買ってしまうだろう。今の私にとって、ハワイ旅行なんかより、「ファントム」のほうが価値があるんです。
もしも宙組が来年海外公演なんてことになれば、絶対ついていきます。宝塚にというより、宙組に、いや正確には、タカハナにはまってしまったようです。どうしよう。恐い。

ところで、話かわりますが、
東京公演って、いつからトップ、特出は車でお出迎えになったの?
あれって、ベンツですよね。ホテルのグレードがあがったってことでしょうか。
男1>専科特出>2番手特出の序列なのですね。
この3人だけ車のお出迎えありで、和央さんが帰ったとたん、劇場の電気も消え、警備員も帰り、バリケードみたいなのも撤去されました。暗い中を花ふささんが歩いて帝国ホテルへ帰って行かれました。
5分程度のことだから、娘1の変える時まで、電気つけててほしいな。
もう、こうなったら、絶対千秋楽見にいきたい。宝くじ買ってはずれたと思えばかえるや。


上へ上へ | 前へ前へ | 次へ次へ | リプライを全て表示リプライを全て表示 | リプライメッセージを書き込むリプライメッセージを書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

235. ついに千秋楽「ファントム」宙組

ユーザ名: yasuko
日時: 2004/8/30(00:34)

------------------------------

28、29(千秋楽)と最後のファントムを観てきました。
不思議と、レミゼの最後の時のように、寂しくて号泣しながら観るということもなく、結構冷静に淡々と観て終わってしまいました。CD聴きすぎて、DVD見過ぎたのがいけなかったのかな???

28日は、初めて2階で観劇しました。
上から見ると1階では決してみれない物もみれて、たまには2階もいいかなと思いました。
でも、結構ショックをうけたのが、母親から赤ん坊を預かった後ろのアンサンブルが、無造作に床に放り出して踊り始めたこと。人形だからどうでもいいのだけれど、ちょっとショックでした。もっと丁寧においてほしかった。観てはいけない物をみたようで。。

このファントムって、四季版と違って、ファントムが恐ろしい存在でもなく、醜い存在でもなく、普通の青年なところがいいです。フィリップと同じように、美しい物を追い求め、音楽を愛しているのです。そして、同じようにクリスティーヌに恋をして、夢中になって、舞い上がって、普通に悩んでいるところがいいです。全く2人の青年は同じなのです。ただ、方やお金持ちのハンサム、方や醜く生まれたという運命のため、大きく人生が違ってしまうというのが、悲しいのです。同じなのに、対照的な人生が、せつないです。
最後に観て、なぜかエリックでもなく、クリスティーヌでもなく、キャリエールでもなく、フィリップの変化がこの作品は結構みどころなのかもと思いました。最初はどうでもいいつまんない役と思ったけど、彼の変化・成長が大きなポイントのような気がしてきました。やっぱり最後の立ち去るシーンの表情がすばらしい。影の主役はフィリップのような気がします。

今日の千秋楽見終わって、これで今年の私の夏が終わった感じがする。雨も降っていたし、ものすごい出待ちの人数で、さっさと帰ってきてしまいましたが、やっぱり宝塚オリジナル作品より、海外作品は質が高く、メロディが美しい。7、8月2ヶ月十分楽しませていただきました。7回も観れて幸せだった。
でも、やっぱせりふがへたくそだな。声ももっとでるということないのだけど、これ以上は宝塚に望んでもしかたないのだろうか。でもいい作品だった。DVDは宝物です。

さて、
来月はやっと「ミスサイゴン」を観ます。東京に出てきたばかりの時、初演で観たのだけれど、全然内容を覚えていません。あれからもう12年経ったんだと思うと感慨深いです。ヘリコプターのシーンなんて全然記憶にないです。キャバレーみたいなところで、下着みたいな衣装で、女の人が激しく踊っていたのしか覚えていません。人前でこんな格好で。。と田舎者の私は初ミュージカル観劇でそんな感想をもったということだけは、しっかり覚えています。何観てたんでしょうね。今度はしっかり観て、楽しみたいと思います。でも、チケット結構売れ残っていますね。一応3枚買っているけど、もし良かったら、メインキャスト全員見たいと思っています。もう1ヶ月経つけど、あんまり評判聞こえてこないけど、どうなんだろう?友達に見た人誰もいないので、面白いかどうか聴けなくて。。

そして、四季の「南十字星」もみますが、これで昭和3部作全部観ることになります。前2作もすばらしかったので、3作目も結構期待しています。また泣かせてくれると期待しています。「李香蘭」がまた観たくなった。というか、四季の「オペラ座の怪人」またみたい。JCSすんだら、ファントム役2人いるから、また、「オペラ座の怪人」やってほしい。明日から、通勤時のCDを「ファントム」から「オペラ座の怪人」にさっそく交換しようと思います。



Maintenance: MORISADA Masahiro
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.