宝塚雪組「Romance de Paris」「レ・コラージュ」東京宝塚劇場

[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/29(08:35)]

TOP HELP    :    :

オリジナルメッセージの書き込みオリジナルメッセージの書き込み // メッセージの検索メッセージの検索 // ヘルプヘルプ


上へ上へ | 前へ前へ | 次へ次へ | リプライを全て表示リプライを全て表示 | リプライメッセージを書き込むリプライメッセージを書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

133. 宝塚雪組「Romance de Paris」「レ・コラージュ」東京宝塚劇場

ユーザ名: yasuko
日時: 2003/11/10(23:58)

------------------------------

宝塚雪組「Romance de Paris」「レ・コラージュ」東京宝塚劇場を観てきました。

平日なのに結構お客さんは入っていました。ほぼ満席。今回は前回公演と比べるとチケットの売れ行きはよかったと思います。あらゆる先行予約を申し込んだのに、ことごとくはずれ、一般販売にちょっと出遅れたら、あっというまに初日・千秋楽・土日が売り切れ、今回は雪組、もうチケットとれないかもしれないと思っていたら、しばらくするとSS席のキャンセルが相次ぎ、定価でちゃんといい席とれました。ありがたいことです。

前半の芝居は、
クーデターにポイントを置きたいのか、王女様のパリの一日をポイントに置きたいのか、的が絞れてなかったと思います。あっという間に、クーデターが解決し、その後の楽しいパリの一日がお粗末で、面白くなく、いつまでだらだらやっているんだろうと、観てて、早く終わってくれって感じでした。クーデーターを、フランス革命ではないけど、もっと長く丁寧にわかりやすく盛り上げるか、または、いっそ後半に重点を置いて、「ローマの休日」宝塚版にしたほうがすっきりしたのではと思います。楽しい最後の一日が雑だった。もっと楽しく、ロマンチックな劇的な一日にしないと、一生忘れられない人にはなり得ないでしょう。
それにしても、専科の樹里さんに、あの役はもったいない。宝の持ち腐れというか。。
すごーくつまんないということはないけど、楽しかったと人に言えるほどではなかった。

私は、なぜか雪の後半のショーはいつもお気に入りです。おそらく若いし、体力あるし、細くて無だな贅肉ないので、ばりばり踊れるから、私の好みに合うのだと思います。
それにしても、美穂圭子さんの歌はすばらしい。彼女はソロでCDだせると思います。そして、未来優希さん、愛耀子さんのコンビは毎回楽しみ。貴城さんも歌すばらしい。
そして、そして、一番よかったのは、樹里さんの黒燕尾の踊りと掛け声。ロケットの前のブラウンのセピア色のスールで歌うシーン。そして、最後のフィナーレの歌がやっぱ貫禄が違う。樹里さん、最高でした。結局、彼女がセンターで歌って、踊っているシーンすべてがかっこよかった。全然他の人と格が違う。(これは私が単に彼女のファンだからかもしれませんけど。。。)星はすごいベテラン2人がでてました。雪は専科の中でも一番若い樹里さんひとりですけど、すばらしい。しっかり、専科の役割を果たせています。偉い!!

美穂さん、未来さん、愛さんがばりばり歌いっぱなしで、他の人がばりばり激しく踊りっぱなしの、雪のショーだけの公演が観たい。
しばいは、みんな若すぎて貫禄ないし、誰かベテラン加入させないと厳しい。

ところで、今日は団体客がはいっていて、うるさかった。自宅でテレビでも見ているんじゃあるまいし、大声で笑ったり、しゃべったり。酔っ払ったおじさんが、けんか始めたり、やじ飛ばしたり。やっている本人達気づいたでしょうか。宝塚じゃない小さい劇団では、お客がはいらなかったり、途中で帰ったり、野次が飛んだり、もっとつらいことたくさんあると思います。宝塚の劇団員はそれと比べると幸せかもしれないのですが、気に入らないのなら、黙って立ち去ってくれ。こっちは高い金出してみに来ているんだ。観たくないなら、チケット買うな。ただでさえ、東京はチケットとりにくいのに。そんなひやかしは宝塚観なくていい。


上へ上へ | 前へ前へ | 次へ次へ | リプライを全て表示リプライを全て表示 | リプライメッセージを書き込むリプライメッセージを書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

149. Re: 宝塚雪組「Romance de Paris」「レ・コラージュ」東京宝塚劇場

ユーザ名: yasuko
日時: 2003/12/16(00:35)

------------------------------

2回目を13日に見にいきました。
1回目と2回目の間に中井美穂が司会をやる Takarazuka Cafe Break(??だったと思う)で、壮一帆さんが熱く熱く語る番組を2回も見てしまった。
それを見た上で観劇すると、結構この作品いいできなのかもと思い出しました。

私が脚本家なら、すごい悪役を作り、裏切りや、不幸にも死ぬ人がでてきたりして、展開が二転三転して、はらはらどきどきさせるのにと思っていました。
このおしばいは、出来事の展開を楽しむ作品ではなく、主に主役2人と兄役の心の中の変遷を楽しむ作品だと思いました。
1回目観た時、何を意味のない会話やシーンをだらだらやっているのだろうと思って退屈したシーンが、このときはこの人はこういう気持ちだったけど、このシーンでこう変わっていったんだとか、内面に注目して追っていくと、とても面白い。意味のないと思っていたシーンがそう考えると、人の気持ちを変えるための必要な時間だったのだなと思えました。

それと、飛行場の前のシーンだったかな?唄う人が次々かわる瞬間、バックで歩いている群集がストップモーションみたいにぴったっと止まるシーンがあるのですが、ここかっこいいです。2階で観てたら、一瞬ハッとして、結構衝撃を受けました。雪だからと、頭っから期待せず、どうせつまんないと決め付けてみてたけど、よく観るとすばらしい作品かもと思います。

中井美穂の番組いいなぁと思いました。今度から番組観ないで観劇して、その後再放送観て観劇すると、結構違う感想をもてて2度おいしいかもです。

後半のショーは、特にタカラヅカ初めてっぽい団体客が黒燕尾では、感動して歓声があがっていました。あのシーンはすばらしい。男役が紳士的ではなく、結構荒々しく女性を扱っているのです。すごすぎて、多くの公演の単なるワンシーンになってしまって、忘れられてしまうのかと思うとおしい。名作ですよ。

私はへたするともう一回見にいくかもしれない。



Maintenance: MORISADA Masahiro
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.