[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/29(15:52)]
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帝国劇場「十二夜」を観てきました。
主な出演者は以下のとおり。
大地真央、愛華みれ、鈴木綜馬、本田美奈子、川崎麻世、岡幸二郎、上條恒彦。
今年度の文化庁芸術祭参加作品で、2ヶ月公演。
シェークスピア喜劇のミュージカル化らしいけど、どっから面白くなっていくのか、いらいらしながら観ていた。エンジンかかるまでの序奏の部分が長すぎて、間延びした脚本だった。今日はほぼ満席だったけど、土日も千秋楽もチケットはまだまだたくさん残っていて、あいかわらず拍手が少ない舞台だった。どうして、大地真央主演の舞台はチケットの売れ行きが悪く、拍手がないのか??
1.塩田さんがおもしろい。
一番の見所は、席が2列目のセンターだから観れたけど、指揮者の塩田さんの踊るような派手な指揮っぷりでしょうか。目立ちすぎ。それに肩から上が最初っから、最後までずっと出ていた。彼のファンが多くて、指揮の後姿を見たいとか言うアンケートでも多かったのでしょうか。舞台がおもしろくなくても、塩田さん見てるだけで大笑いできます。チケットたくさん売れ残っていますので、これから買われる方はぜひ、塩田さんが見れる場所を選んでください。
2.美しいドレス姿が見せ場でいつまで客がよべるのか。。
やっぱり、大地真央のドレス姿は美しい。ドレス姿は数々舞台上で多くの女優さんのを見てきたけど、やっぱり大地真央が一番です。最後のウェディング姿はすばらしい。でも、これだけじゃ、客はいつまで、どれだけ呼べるか。。最初は美しい大地真央が見れただけで幸せを感じられるけど、毎回それが最大の見せ場じゃ飽きちゃうしね。。
3.銀橋
宝塚ほど立派じゃないけど、銀橋があり、ほんとうに役者さんを真近で観れます。なんだかんだ言っても、大地真央は本当に美しかった。
4.大地真央
ぼっとしていたら気がつかない、男装からドレスへの早代わりと、私は生でははじめてみる彼女の初の男装(男役)が見せ場かな。現役時代はさぞかっこよかったでしょう。
5.愛華みれ
宝塚元トップという肩書きがなければ、おそらくこの役はもらえないでしょう。編みタイツで踊るシーンは最大の見せ場だったはず。もっと元宝塚なら切れのいい踊りを見せてほしかった。体が硬くて、もっとばりばり、かっこよく踊れなかったのだろうか。歌も宝塚ではその程度でいいかもしれないけど、外に出たらその程度だと他の人と比べると見劣りというか、聞き劣りがした。
6.岡幸二郎
彼が最初に歌って、やっとミュージカルらしくなった。こんなに彼歌うまかったっけ?というくらいすばらしい歌だった。それなのに、出番が少なく、かっこいい役でもなく、歌も少ないし。。ちょっともったいない。こんな役やるのはずかしかっただろうな。これやりたくてやったのかな。こんなことなら、レミゼ、9月までやって、これ蹴ってもよかったんじゃないかな。。
7.岡さん以外では、フェービアン役の治田敦、アントーニオ役の越智則英、レオナート役の秋川雅史の歌がものすごく、ものすごくうまかった。後の2人は本格的に声楽をやっていたらしく、本当に半端じゃないうまさだった。こんなうまい人が出ているなら、もっとたくさん歌ってほしかった。もったいない。
8.鈴木綜馬
いちおう、大地真央の相手役だけど、これも出番は少なく、宝の持ち腐れというか。。これももったいない!!
全体的にいまいち盛り上がらず、最初だからしかたないのかな。これが2ヵ月後の千秋楽では、もっと盛り上がって面白くなっているのだろうか。千秋楽のチケット持っているけど、正直2回目観ようか迷っている。
P.S.
ところで、今日は劇団四季の「アイーダ」の四季会員先行予約初日だった。四季の会員になって、初めてチケット取れなかった。相当電話もインターネットも集中していたらしい。無理して悪い席とるより、2期の先行予約か、どうせ東京くるだろうし、東京で見ようと思います。ラダメスは阿久津さんで、アイーダは濱田めぐみに決まったようです。順当なオーディション結果だと思います。早く東京きてくれ!!
大量に買い込んだけど全然聞いていないライブ盤CDを、最近毎朝通勤で聴いています。改めて「モーツアルト」って傑作だと思います。ストーリーもエリザベートよりわかりやすく、重厚ですばらしい。歌も、音楽もかっこいい。そして、市村さんは天才だ。再演してくれ。どうして私は2回しか見なかったのだろう。もっと観ておくべきだった。再演してくれ!!
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本日は、「十二夜」の千秋楽を観に行ってきました。
とても客席が盛り上がり、大変楽しい公演でした。しっかり、コメディになっていました。
初回観たときは、なんて盛り上がらない、拍手がない公演だろうと、とてもがっかりして帰ってきましたが、今日はなぜあんなに盛り上がったのだろう?私が観ない2ヶ月の間、何があったのだろうか?開演前の前座みたいのも客席でやってたし。。特に今日が千秋楽だから?とにかく、1曲唄い終わるたびに、ものすごい拍手で、なかなか拍手が終わらず、これが”ショーストッパー”?って思いました。
まさか”さくら”がいたということはないとは思いますが。。
旗を振っていたかたがたは、全員大地真央さんのファンクラブの人でしょうか。3分の1くらいは占めてましたね。
1.あらためて、歌がすごかった。
歌のうまい方が本当にたくさんご出演され、歌はすべて聞きごたえがありました。
鈴木綜馬、岡幸二郎、治田敦、越智則英、秋川雅史。
この5人は言うことないくらいすばらしかった。
2.ダンサーすごかった。
初回観たときは、無駄に難度の高い踊りが多すぎ、これほどばりばり激しく踊る必要がどこにあるのか?と思いましたが、今日はあの踊りは必要だなと感じました。
3.アドリブが多すぎ?
相変わらずアドリブが多い。2回しか観ていないと、毎回どこがどう変わっていったのか把握できないけど、今日はアドリブ多すぎて、途中ボロボロのシーンもありました。まあ、2ヶ月間、拍手がない、客がはいらないと、いろいろあったかもしれないけど、今日面白く盛り上がって終わってよかったと思います。2回足を運んだかいがありました。
4.千秋楽なのに??
千秋楽だから、公演後の舞台挨拶を期待していたのですが、なかったです。
それに、いつも大地真央の舞台で気になるのが、いつまで宝塚の”トップ”という位置づけみたいな意識で公演をやるつもりだろうと思います。演歌歌手の座長公演じゃあるまいし、舞台はみんなで作るあげる物だから、最後は全員であいさつしてほしい。ひとりで出てきて、そして手招きして呼んだのが、愛華みれはないだろう。どうみても、物語の内容からいっても、鈴木さんか、岡さんが次だとおもいます。
あなたの美貌と人気で客を呼ぶのではなく、舞台の内容のよさで客を呼ぶという意識に変わってほしい。ちょっと共演者に失礼ではと思います。
5.塩田さん。
最後に塩田さん。やっぱりあなたが一番面白かったです。
きっと、あなたも演出の中にはいっているのですね。
さて、来月からは「イーストウィックの魔女たち」が始まります。ぴあで観ると、S,A,B席と3種類あるけど、それぞれ価格が2種類、つまり6種類の席種があったと思います。予想するに、森久美子さんが宙づりで飛ぶ下の席と、飛ばない席で価格が違うのではと思います。森さんが真上にきたら恐いな。本当に落ちてこないのか心配。個人的には鈴風真世の歌が楽しみです。あの声は独特で、一度聞いたら忘れられないくらい魅力的です。(とよた真帆と区別がつかないけど。。)