[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/29(09:33)]
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劇団四季「オペラ座の怪人」福岡シティ劇場を観て来ました。
ポスター等には「劇団四季の『オペラ座の怪人』は凄いらしい」とうたい文句がありますが、本当に凄かった!!
何が凄いって、、、
1.唄が凄い!!
全員オペラ歌手か??というくらい、うますぎる!!今さらながら、四季には山口さんや市村さん、坂元さん、井料さんクラスの人(いやもっとすごいかも)ががらがらいるんだということがよくわかりました。本当に”凄い”実力集団。これは聴く価値ありの凄い唄でした。
2.四季会は凄い!!
四季を見るたびいつも書くので聞き飽きたかもしれないですが、私のような全くコネのない小市民が最前列のセンターのチケットを簡単に定価で手に入れられるなんて、四季会は凄い!!通常の劇団ではこんな言い席はおまえらコネだろうという顔ぶれが陣取っています。見たいというファンに平等にチケットを与えるシステムにしている四季会は凄い!!(あんまし前過ぎて首がつかれた。贅沢な悩みだ)
3.福岡は凄い!!
福岡県知事がいいのか、市長がいいのかわかりませんが、文化に力をいれているらしく、博多座も福岡シティ劇場もすばらしい劇場で、いい舞台を広く福岡の市民に見てもらおうと努力しているところが凄い!!レミゼ一ヶ月で全メンバー総出演って凄いけど、見るほうが忙しくってたまんないよね。四季の公演も町全体で応援しているって感じでした。
4.劇団四季は凄い!!
メインキャストを顔や年齢でなく実力で選んでいる(失礼かな??)ところが凄い!!実力があれば言い役がもらえる、つまり、いい舞台がいつでも観れるってすばらしいです。レミゼみたいにダブル(トリプル)キャストの配役表を発表してほしいとちらっと思ったりしますが、四季は個人をタレントとして売り出しているのではなく、個人のファンに甘えて集客している(宝塚みたいに)のではないと思います。あくまでいい作品を実力のある者で個人ではなく劇団として売り出しているのでしょう。だから今日どんな配役でも(いつでもどこでも誰が出演の日でも)四季の舞台はパーフェクトが見れるので、配役表はあえて不要なのです。そういえば、以前いい仕上がりにもっていけず公開をおくらせたこともありましたっけ?ダブルキャストの片方が評判悪くて途中降板させたこともあったっけ?評判よければ公演延長もするし。四季はやっぱり凄かった!!
5.怪人は凄い!!
決して高所恐怖症じゃできない役だ。
6.舞台装置が凄い!!
前列に座っていた客は、シャンデリアが頭に直撃するかと思って結構スリルあった。
7.衣装が凄い!!
あげたらきりがない。
あえてケチをつけるとしたら。。
カーテンコールが全然凄くない!!
カーテンコールは芝居の一部ではないけど、これもすべて済んで客が全部帰って劇場が空になるまでパフォーマンスの一部と思ってほしい。
こんなに満席の観客が感動してものすごい拍手なのに、淡々と能面のような愛想のない表情で、四季のいつものカーテンコール(横に並んで手をつないで頭下げる)を数回やって終わりとは。。あなた達は客がこんなに感動したということに対して、感動はないのか?ひょっとして「いつまで拍手してんだ。早く終われよ。めんどうくせっ」て内心思っているの?それともあんなに血管ぶちきれんばかりに歌ったので精魂尽き果てて笑う元気も残っていないのか?
舞台観て幸せを感じるのは、観終わってすべて済んで帰るとき、きてよかったと思うこと。プロなら、最後のカーテンコールも盛り上げてくれ!!!
しかし、また見たい。東京戻ってこないだろうか。また福岡行かなきゃいけないかな。
でも本当に充実したいい週末でした。今後舞台はいいものを厳選して見なきゃと思ったしだいです。すでに買ったチケットは仕方ないとして、もう駄作に金はださない。選べばこんなすばらしい作品があるんだ。
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101. 「オペラ座の怪人」を来年宝塚宙組がやるみたいです。
ユーザ名: yasuko
日時: 2003/8/27(22:33)
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宝塚の公式ホームページで、来年「オペラ座の怪人」を来年宝塚宙組がやると書いてありました。偶然、先週末、福岡で四季の「オペラ座の怪人」と宙組の「鳳凰伝」を見たばかりです。
クリスティーヌをはなぶささん、ファントムをわおうさん、ラウルを安蘭さんがやられるのではないかと思います。
四季は確かに歌は凄いですが、最初から最後まで凄すぎて、疲れてしまった。メリハリがないというか。。多少へたでも、私は「鳳凰伝」のほうが好きでした。
オリジナルではないので、同じ歌を歌うとなると相当歌がんばんなきゃ、四季と比較されるだろうな。福岡公演中、宙組のかた四季ご覧になったかしら?この1本ものにフィナーレつくと、豪華だろうと思います。
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102. Re: 「オペラ座の怪人」を来年宝塚宙組がやるみたいです。
ユーザ名: もりさだ
日時: 2003/8/29(05:46)
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"yasuko"さんは[url:kb:101]で書きました:
yasuko > オリジナルではないので、同じ歌を歌うとなると相当歌がんばんなきゃ、四季と比較されるだろうな。
Andrew Lloyd Webber版ではなくて、作詞・作曲:Maury Yeston 脚本:Arthur Kopitの版だそうなので(このバージョンは私は初耳でしたが)同じ歌はないと思いますよ。
しかし、アイーダといい、ファントムといい、何も四季と宝塚で同じ題材をやらなくてもいいのに…。
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103. Re: 「オペラ座の怪人」を来年宝塚宙組がやるみたいです。
ユーザ名: yasuko
日時: 2003/8/29(13:22)
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もりさだ > しかし、アイーダといい、ファントムといい、何も四季と宝塚で同じ題材をやらなくてもいいのに…。
はなぶささんが、「わたしもオペラ座の怪人がやりたい」とおっしゃったの(冗談です)
か、
四季の「オペラ座の怪人」が相当すごいので、対抗して勝つ自信があるから
か、
四季の「オペラ座の怪人」人気にあやかって客をよぼうとしたの
か、
よくわかりませんが、いずれにせよ、私は同じ題材のを、違う劇団、オペラ、バレエ、映画、テレビ、ストレートプレイなど、見比べるのが好きな人なので大歓迎です。
宝塚は確かに四季よりか全然下手ですが、手持ちの駒でいかに客を楽しませるか工夫しているところが好きです。
最後のシーンはファントムが本当に本当にクリスティーヌを好きだったからああいう結末になったのだなと思い、かわいそうで涙が出そうでした。
ちなみに、1月にやっぱり福岡まで「オペラ座の怪人」また見にいくことにしました。前回は1階の1列目で最初のオークションシーンや怪人が客席の上に釣り下げられたものの上で唄うところが全然見えなかったので、次回は2階の1列を買いました。ついでにレミゼも見てこようと思っています。こちらはチケットとれるかどうかまだわかりませんが。。とれても正月なので飛行機のチケットとれるかのほうが心配。
余談ですが、レミゼ相当チケット売れ残っているよう??で、割引販売や追加公演するようですね。スケジュールがあわなくて、東京では後1回しかいけないですが、とってもいいのになんで売れないのかな??山口さんでなくてもいいのに。。。他のかたのバルジャンもきいてほしいな。
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「オペラ座の怪人」の2回目、3回目を観に行ってきました。
今回の配役はいずれも以下のとおりです。
怪人:高井治
ラウル:内海雅智
クリスティーヌ:村田恵理子
前回は1階2列目だったので、今回はあえて2階と1階中段で観た。
2階はがら空きだった。地方でロングランで集客するのは難しいのか?千秋楽も決定しているし、これが終わったら四季は、福岡から完全撤退するのだろうか。
何度聴いてもクリスティーヌの村田さんの高音はすばらしい!!山口・鈴木ペアのCDを買ったが、今回の福岡公演の村(or高井)・村田ペアはすばらしく質がいいと思います。ぜひCDだしてほしい。
CDを聴く限り、ファントムも私は山口さんより、高井さんがいい。鈴木さんは、低音が美しくない。高音は音は出てるが、音量がいまひとつ。村田さんは、低音も非常にいい声だし、高音の迫力がすばらしすぎる。いったい何オクターブ声でるんだろう。特に1幕の地下のファントムの隠れ家へ階段を降りていくシーン、ボートのシーン、そしてあのものすごい高音で唄うシーン。鳥肌物です。ゾクゾクします。今井・井料ペアのCDも聴いてみたい。こんなに凄いクオリティなのに集客が悪いのは、地方というだけではなく、やっぱり顔も原因かな??井料さんはあの美貌の持ち主だし、彼女の顔見にくる客も大勢いたことだろう。
2幕の仮面舞踏会のシーンですが、マスカレード唄いながら、ラウルがクリスティーヌを肩によろけながら持ち上げ、苦笑いするシーン、カットしてあげれば。といつも思います。若い芽の出そうな男優のいじめ??みたい。とても軽そうに見えない村田さんを持ち上げるなんて酷な話です。もしぎっくり腰になったら、労災おりるんでしょうか?おりなかったら署名運動してあげたい気持ち。ラウルかわいそう。
ところで、3回観て疑問が生じた。オペラグラスで観ると、地下へ階段を降りるシーン、ボートでのシーン、怪人の口がほとんど動いていないんです。そして歌での最大の聞かせどころ、一番高音でクリスティーヌが唄うシーン、彼女後ろ向いているんです。まさか、まさか、天下の四季が、ジャニーズじゃあるまいし、録音の口パクってことはないですよね。。生で唄っているんなら、まぎらわしいので口大きく開けて唄ってくれ。もし録音だったら、すごいショック。
コンプレックスの固まりのファントムは、ちょっとばかり音楽に才能があり、自分好みの女性を教育して、自分のプロデュースしたオペラで、2人で舞台中央で主役を演じることが夢だったのでしょう。そして、権力を持ち、みんなをひれ伏させたかったのだと思います。まるで、小室哲哉見たいと思ってしまった。
やっぱり、最後の数分ですごく感動してしまう。ラウルを助けるため、クリスティーヌが怪人を選んでしまう。でも本当は自分は選ばれなかったんだと思い、ファントムが身をひくシーン。この演技がすばらしい。そして、3回目を見終わって、私は、これは本当にラウルが勝ったことになるのだろうか?と思ってしまった。冒頭のオークションのシーンで年老いたラウルが湯水のように大枚はたいて、クリスティーヌの面影を追い求めて、次々落札していくシーンがあります。おそらくクリスティーヌは結構早くに死んだのだろう。そして、抜け殻のようになったラウルを見ると、2人の生活は幸せだったのだろうかと疑問を感じた。きっと、クリスティーヌの心の中にはいつもファントムがいたような気がします。そしてそれをラウルも気づいていたような気がするのです。まるで、「エリザベート」でエリザベートがトートのもとへ行ったように、クリスティーヌはファントムのもとへ行ったのではないかと思うのです。地下から逃げるシーンで、一度ラウルと去って、その後ひとりで戻ってきます。このとき、クリスティーヌは気づいていないけど、本当はラルルではなく、ファントムのほうを好きだったのではないかなと思うのです。
あと一回観たい。8月までにまたぜひ行きたい。たとえ美人じゃなくても、私はあの村田さんの歌がまた聴きたい。千秋楽見たい。8月まで村田さん、頑張ってくれ。