OSK日本歌劇団 あやめ池秋季公演 Song & Dance Special「The Show is Beautiful」

劇場あやめ池円型大劇場
日程1999/10/8(金) - 11/23(祝)
平日 12:00/2:30, 日祝日 11:00/1:00/3:00
11/7(日) 11:00は貸切
11/23(祝)の3公演は座席指定券が別途必要
1幕のみ約50分
構成・演出吉村英三
音楽中川昌, 鞍富眞一
振付大谷盛雄, はやみ甲
美術高橋秀雄
照明吉冨廣
衣装三浦将起
出演 煌みちる, 洋あおい, 千爽貴世, 初瀬みき, 風 夏樹, 夏城有貴, 波輝一夢, 志乃舞優, 水無月じゅん, 月川夏緒, 珠希星佳, 朝香櫻子, 泉せいか, 藤奈愛里, 美郷いつき, 亜蘭かほ, 星景友城, 美帆こずさ, 出月美衣, 真堂 匠, 天城紅葉, 桐生麻耶, 火鷹 流, 朝霧えみ, 汀 綾蘭(以上25名)

感想 〜あやめ池初体験観劇記〜

観劇日 1999/10/11(月) 11:00/13:00/15:00 あやめ池円型大劇場

座席 3公演とも、下手寄り4列目

遠路はるばる(でもないか(^^ゞ)あやめ池に初めて行って来ました。 梅田からの所要時間は宝塚行くのとあまり変わらないですね。劇場のキャパは 1000人くらい。遊園地の中にある劇場です。

11時の回はわりと空いていたので4列目をキープ(自由席です)。 2回目以降は移ろうかと思ったけど、ちょっと混んで来たのでやめて、 結局3回とも同じ席からの観劇となりました(笑)。あ、でも、 月川夏緒さんの立ち位置がよく正面に来るところだったのでよかったです。

ショーの時間は50分。途中で中休み的なシーンはあるのですが、それ 以外は入れ代わり立ち代わり踊り通しです。しかもダンスのスピードは 速く、登場シーンが続く人は汗、汗、汗。間口はそれほど広い劇場では ないのですが、25人の総踊りは見応えあります。宝塚ほどのゴージャスさ はないですが、バラエティに富んだショーでとても楽しく、気に入りました。 構成的には、トップスターの煌みちるの歌、小人数口、総踊りの組合せ ですが、とても密度の濃いショーです。これを3度も観たので最後は すごく疲れました(^^ゞ。面白くて息つく間もないショーなので寝る暇が ないためです。出演者のモダンダンスの技術は見事なものです。

[第1景 ザ・ショー・イズ・ビューティフル]
煌みちるのゆるやかなソロで幕開き。テンポはしだいに速くなり、単色 だがカラフルな衣装の出演者が入れ代わり立ち代わり登場し、最後には 総踊りになる。
[第2景 ビューティ・ホワイトA]
カラフルな衣装から一転して白い衣装に。ラテン調の音楽をバックに 跳躍を含むかなり激しいダンスが展開される。
[第3景 ビューティ・ホワイトB]
前景の終わりに横から和服調の衣装を着た出演者が登場して切り替わる。 ソーラン節をアレンジした音楽をバックに日舞調のダンス。
[第4景 ビューティフル・オータムA/B]
場面は一転してセントラルパーク。前景までのダンスからは中休みだが、 老夫婦・スリの子供・スリを追いかけるサラリーマンを登場させるコミカルな 寸劇が展開される。
[第5景 アイ・ラブ・ピアノ]
煌みちると千爽貴世の2人がとても息の合った歌と踊りを見せる。 ちょっとコミカルな味付けの演出がいい。
[第6景 ビューティフル・ソング&ダンス]
ここから後はたたみかけるようにフィナーレに続いて行く。女役の衣装は レオタードに網タイツ、タキシードの上着だけ、山高帽。途中、上着と 帽子の替わりに羽のショールで色っぽく見せるシーンがあるが、ここでの 千爽の歌はとてもよい雰囲気。月川のパンチのある歌声もよい。
椅子をずらりと半円形に並べてのシーンはこれぞショーといった感じで いいですね。でも「雨に唄えば」の色とりどりの傘ってどっかで見たような アイディアなんだけど…。
[第7景 おゝビューティフルA/B/C/D]
「シング・シング・シング」での総踊り。金色の衣装でのロケットは 相変わらずスピードが速く見事。
[第8景 フィナーレ]
オーソドックスなパレード。

煌みちるは退団公演(まだリサイタルはありますが)ということで 歌いまくりですが、とてもおだやかな感じでやさしく唄ってますね。 相手役の千爽貴世はダンスはもちろん、歌も第6景でなかなか色っぽい ナンバーを聞かせてくれてこれがうまい。

他の女役では朝香櫻子がとってもキュートで、どんなに色っぽい衣装を 着ても品を下げずにかわいらしさを失わないところがよい。

もう一人わたしが注目したのは月川夏緒。ちょうど立ち位置がわたしの正面に 来ることが多くて、わたしの好みだったので見ていたせいもあるのですが、 目線がよく来ました。その目線の鋭さはさすが上級生のキャリアを感じ ます(ウィンクも飛んで来た *^^*)。上にも書いたけど、ダルマに羽根の ショールだけという衣装は妙に色っぽい雰囲気があります。 (宝塚ではダルマの場合は羽を背中に背負うことが多い)

ロビーではスチルは2パターン、舞台写真が山ほど、サイン色紙、 パンフ、公演ビデオ、過去のパンフ、過去の OSK FACE となんでも 売ってます。売店の裏手にも在庫があって表にないとそこから取って 来ますし、サイン色紙の在庫が切れると休憩時間に楽屋に行って 生産(^^ゞしてくる仕組みになってます。

帰りは西大寺に出て、そこから特急で京都までノンストップ。  以上、OSK初心者のあやめ池初体験観劇記でした。(^^)