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ライオンキング

2000/10/6(金) 四季劇場[春]

あつ(大平敦子)が久しぶりに東京に戻って来たことを聞いて観に 行こうと思っていたのですが、なんとか予定をひねり出して :-) 前日予約で金曜の夜公演を宝塚方面の友人2人と共に観に行って来 ました。6月末に東京に初登場したときは私的な旅行の準備と重なっ て行くことができず、念願かなっての初見です。

主要キャストを書いておきます。

ラフィキ 青山弥生, ムファサ 吉原光夫, ザズ 吉谷昭雄, スカー 早川正, ヤングシンバ 海宝直人, ヤングナラ 内田莉紗, シェンジ 鈴木結加里, バンザイ 大塚俊, エド 米沢観児, ティモン 藤川和彦, プンバァ 荒木勝, シンバ 友石竜也, ナラ 大平敦子, サラビ 宮崎真由美

久しぶりに観たせいか、名前を知らない出演者が多いですね :-P。 だからといってそれほど芝居の水準が落ちているわけではないのは さすがに層の厚さを感じさせます。水準を落しているのは、まずム ファサ(吉原)の若さ。声を無理して作っている感じで不自然に聞こ え、また歌唱力も劣っている。スカー(早川)の出来がすばらしかっ ただけにその対比で損をしているかもしれません。そしてもう一人 は笑いのポイントを外してくれたザズ(吉谷)で、コメディのセンス が足りないとしか思えない。これを救ってくれたのがティモン(藤 川)とプンバァ(荒木)で、この2人は見事な出来でした。シンバ(友 石)も歌唱力はいまいちで残念。

さて待ちに待った第2幕のナラの登場。いやあ、強烈なパンチにや られましたね。力強い中低音はすばらしく、マイ・ベスト・ナラ と言えます。動きもライオンらしくなっています。でも、ちょっと 裏声が細いのが残念。

何度もリピートして観たくなるような作品ではまったくありません が、久しぶりに観るとスペクタクルな演出に圧倒されます。