千秋楽・東京宝塚劇場「傭兵ピエール」「満天星大夜總会」

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65. 千秋楽・東京宝塚劇場「傭兵ピエール」「満天星大夜總会」

ユーザ名: yasuko
日時: 2003/6/23(01:29)

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本日宙組5回目、千秋楽を観て来ました。

1.やっぱり、ショーの最後のデュエットダンスのときの伊織直加の唄はすばらしいです。まぎれもなく、この瞬間は両トップは彼女の引き立て役だったと思います。というか、私は、伊織直加に釘付けで、トップ2人を見る余裕は全然なかったです。あれは一世一代の晴れ舞台だったと思います。本当にかっこよかった。
さよならショーの中の悪役キャラの唄と踊りのシーンも。。悪役は現役宝塚で彼女を上回る人はいないと思います。憎たらしいくらい、時には怖いくらい悪役キャラがはまっていました。特に「カステルミラージュ」の悪役は最高だった。

2.劇場にはいるとき、本当に殺気だっていました。花、星の千秋楽よりすさまじかったです。伊織直加人気なのか、宙組人気なのか、熱さのせいかのかはわかりませんが。。
私みたいにさよならショーを期待して千秋楽を観にいくっていうこと自体が不謹慎なのです。私みたいな客は邪道なのです。
前半の舞台はアドリブが盛りだくさんでおもしろかったです。さすが千秋楽という感じでした。
出待ちをする体力がなかったのですぐ戻ってきましたが、ものすごく盛り上がったことでしょう。

3.全席にペンライトがおいてありました。もちろん、伊織直加のさよならショーのため。すごい。どっからこの金でたのでしょうか。

4.なんだかんだ言っても、今回の公演、5回も観てしまいました。それではそんなによかったかというと???私は宝塚は偉大なる2流劇団だと思っています。四季のようにいつでも質の高い舞台は見れないのです。唄も下手な人が多いし、おどりもふらふらしてプロとは思えない人もいます。退団で卒業という言葉を使うことから考えても、宝塚はプロの劇団というより、学校なのですよ。つまり、観るほうも育っていく過程を見るのが楽しいのです。同じ公演でも、大阪、東京と約3ヶ月間の公演で、最初はおそまつだった公演が、だんだん磨きがかかって、作りあがっていくさまを観るのが他の劇団では見られない楽しみなのです。他でそうだったら、まず舞台にたてないし、そんなしばいじゃ拍手はもらえないですよね。でも宝塚は学校だからそれでもOKなのです。宝塚の客は本当に盛り上げてどんなんでもすごい拍手。はたしてこれがいいことがどうかは別ですが。。いっしょに盛り上げて酔っている自分が楽しいのかも。。男なんかつまんない。男よりかかっこいいとか思って応援している自分に酔っているのか。
不思議なことに宝塚の公演は最初はいつもつまんないのですが、観れば観るほど面白いと感じてしまうのです。私はよく友達に宝塚に何度も通う理由は満足していないからと言っています。そう。満足していないのです。満足していないので通うのです。四季を観て帰るときはどの観客も口々に賞賛の言葉が聞こえます。でも宝塚の客はだいたいがけなしながら帰っていくのにまた来てしまうのです。あんまりひどいと、まるでプロ野球の外野席でビール飲みながら、解説者にでもなった気分であれこれえらそうに解説している気分になるのです。(今こんな文章書いている私もそうです。)2流だからこそかわいいのです。(まるで阪神タイガースのファンみたいなもの?)そんなに気に入らないならこなきゃいいだろうと思うのに、「いや、こんなんじゃ終わらないはず。次はもっといいはず。」とか思ってしまうのです。今回もなんだかんだケチつけても、何度も通ってしまい、最後は満足してしまいました。やられた。負けたって感じです。これが宝塚にはまってしまい、同じ公演なのに何度も通うゆえんです。
私の経験上はずれ公演は8割でしょうか。いや9割かも。。でもたまに本当にすばらしい、どこにも負けない公演があるのです。エリザベートやベルばらみたいに。。今度こそ、今度こそと思い、次の公演も欠かさず観てしまうのです。(何十年に一回しか優勝しないタイガースの優勝を期待して一生懸命応援するタイガースファンににてるのかも)結局なんだかんだけちつけながら、全組の全公演みるはめになってしまいます。
すごい出費。もうここまではまったらやめられない。麻薬のよう。

5.花総さんが和央さんめがけてうれしそうに走ってくるさまは、いつみてもかわいい。あの初々しさはよく続くと感心します。あの二人、本当にできてるんじゃないかと思うくらい見ていて幸せそう。さすがプロです。博多座の2人の対談記事を読んで、「フレッシュ」を心がけているとか書いてありましたが、なるほどと思いました。長く続く秘訣でしょうか。私は、宙組が今の5組の中では一番と思っています。できればトップはできるだけ長く続けてほしいです。こうなったら、この2人は意地でも40過ぎてもやめないでほしいくらい。やっぱハナさんはすごいです。今回の公演観て、絶対博多座の「鳳凰伝」観にいこうと心に決めました。やっぱハナさんのトゥーランドットは観とかなきゃ。

6.おっさんが、シリアスなシーンで品のないくしゃみをして、台無しにしていた。男性客が増えて喜ばしいと思っていたけど、こんなんが続くと、男は出て行けという気持ちになります。うら若き乙女達の演技に水をさすなら、男子禁制にしてもいいくらい。

7.退団者に対して、掛け声がとんでいました。個人的には掛け声は昔みたいにどんどんかけても盛り上がるからいいと思っています。たとえば千秋楽と地方公演は掛けたい放題にしてもいいかなとさえ思います。ビデオ撮影のためか、節操のないものすごいファンがうるさすぎて、他の客の迷惑になったので中止になったのか。。今日は、ちょっと掛けるほうが慣れてないせいか、いまひとつかっこよくなかったです。次はがんばってね。

8.退団者はショーの最中胸に花をつけていました。最後のさよならショーの後の挨拶のときもらう花も、年功序列なのか、人によって大きさに差がありすぎてかわいそう。みんなおおきな花にしてあげればいいのに。。このあたり、序列がきびしいのでしょうかね。

来週は四季の「李香蘭」と香寿さんの「天かける風に」を観にいきます。
あれほど盛り上がった星組のさよなら公演ですが、香寿さんの今度の公演結構売れ残っているのですよね。あんなにいたものすごいファン達は退団したらどこへいったのでしょうか。


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