Re: 千秋楽・劇団四季「異国の丘」

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400. Re: 千秋楽・劇団四季「異国の丘」

ユーザ名: yasuko
日時: 2005/12/5(01:06)

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劇団四季「異国の丘」の千秋楽を観てまいりました。

カーテンコールも何度もあり、下村さんが3回目あたりのカーテンコールで小さ目にガッツポーズされたように見えました。達成感があったのでしょうね。やっぱり、どうせやるなら内容のある公演に出たいでしょう。四季の公演はどれも洗練されていて、やるほうも遣り甲斐が在るんだと思います。

「異国の丘」は前半は”中国対日本”の関係を表しています。後半は”日本対ロシア”。戦争物の舞台(ミスサイゴン、李香蘭、など)を観ていつも思うのですが、同じアジアでも、中国、韓国は一度受けた恨みは決して忘れない、”怨念・復讐”心が根深い国民性なのに、なぜか日本人は忘れっぽい。アメリカに原爆を落とされているにもかかわらず、ロシアにシベリア抑留で不当な扱いを受けたにもかかわらず、今当事者以外で誰もそれを口にする人はいない。
おそらく、中国・韓国は怨みを絶対許さない国民性なんだろうから、いくら謝罪しても、慰謝料を払ったって、怨みは消えないと思う。そこまでとは思わないけど、日本はあまりにも淡白すぎると思うなぁ。もっと怒っていいんじゃない?

今日愛玲さんを観て思ったけど、確かに美しくて、純粋で、それでいて芯の強さを感じました。けど、言葉の端々になんだか、ある思想を植え込まれた偏った教育を受けた、まるで、北朝鮮か、カルト宗教団体の信者っぽかった。佐渡さんのあの固い声がそう思わせました。共和国家や社会主義国の偏った一環教育が、今の”中国対日本”みたいな関係を作っていると思う。
日本の教育は、戦争の歴史教育をしていないから、今の若い人は昔日本がアジア諸国にどんなひどいことをしたか知らないといわれているけど、教え方を気を付けないと、中国や韓国の若者みたいに偏った認識を持って、返って”平和”への逆効果となりそう。”怨み”を忘れさせないための教育であれば、争いは永遠に続いて、決して”平和”にはならないと思う。(この間の宙組公演でも最後の和央ようかが「全ての怨みに許しを」って言ってたジャン。)中国政府も本当に”平和”を望んでいるのであれば、教育を見直してほしい。そう、歴史を教えることはいいことなんだけど、何のための教育かを見誤ると、逆効果。それを中国は間違っていると思う。仕事で中国人と話す機会があるけど、この人はいい人なのだけれど、心のどこかで日本人を怨んでいるんだろうか等と考えると、正直恐い。李香蘭、異国の丘を見て、なるべく中国人との接触は避けようと思いたくなった。

ところで、異国の丘の中で、”盧溝橋事件”、”ノモンハン”とかいう言葉が出てくると、李香蘭と違う場所で、戦争のためにこんな悲劇も展開されていたんだって思いました。南十字星はどうだかわかんないけど、李香蘭と異国の丘は、やっぱり、いっしょに見たほうがそういう意味で楽しめると思います。
それと、フォーゲル夫人が行っていた杉原さんって人は、この間反町なんとかいう人がテレビのドラマでやっていた人だと思います。残念ながら放映前のプロモでは面白そうに思えなかったので観なかったけど、観とけばもっと楽しめたかも。。
以前NHKでやってたけど、何度でも李香蘭と異国の丘はテレビでやってもいいと思う。戦争だからということもあるけど、脚本も、中で唄われる楽曲も、役者さんのレベルもかなり高くて、日本が誇れるオリジナル作品の一つだと思います。本当に洗練されています。浅利慶太さんは、紫綬褒章とかもうとっているんだろうか?まだなら、あげてもいいくらい。帝劇でブロードウェイやウィーン物を持ってきてやるだけとか、宝塚とはやっぱり、全然違うと思う。

P.S.
年末が近づいてきました。
私は後、南十字星と月組とジキルとハイドを残すのみとなりました。
今年もたくさん感動させられましたが、しょうもない駄作(本当に観なきゃよかったと思う)もありました。今年もマイペストテンを全部見終わったら決めようと、ひとりで楽しみにしています。(完全に自己満足の世界)
ところで、来年ジキルとハイドの来日公演があるみたいで、といってもブロードウェイではなく、韓国。韓国の俳優さんはものすごく歌がうまいと噂を聞いたので、機会があれば見に行って見ようと思っています。


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