千秋楽・四季・秋劇場「李香蘭」

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380. 千秋楽・四季・秋劇場「李香蘭」

ユーザ名: yasuko
日時: 2005/10/2(18:53)

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「李香蘭」千秋楽を観てきました。いや〜!!すばらしかった。すばらしい作品でした。カーテンコールが何度も何度もありました。拍手が全然鳴り止まなかったです。

確かに野村さんの声が。。。って点はありますが、そんなことはどうでもよく、そんなささいな事をさっぴいても、まだあまりあるほど、凄すぎる洗練された作品だった。内容からして、欧米では通用しないというか、興味も持たれない内容でしょうが、本当にしっかりした重みのある作品だと思います。日本オリジナルでこれほどの作品は、これからもなかなかお目にかかれないと思います。

シーン展開が無駄がなく、そして飽きさせずにいいです。
最初に李香蘭の2曲があり、そしてだんだん転調していき、日の丸と砲弾の音。そして例の「殺せ、殺せ」のシーン。ここでもう一気にクライマックスに気持ちが達します。この短時間にこれだけいろいろな気持ちを味わわせてもらえて、あっけに取られてしまいます。その後、川島芳子の歌。これがまた今日特に気合入っていた。もう、あまりに上手すぎて、感動して、ここで不覚にも最初の涙がでてしまった。泣くとこじゃないんだけど。。。
舞台の導入シーンで、どれだけこのしばいを真剣に見ようと興味を持たせるか勝負です。この後どうなっていくんだろうと、本当にどきどきしてしまう。
その後の裁判シーンでの、李香蘭のけなげな答弁が、「がんばれ!!」て応援してしまう。

一番感動する涙腺が緩む私のポイントは、最後の、最初と全く同じ裁判シーン。判決前に何か言うことは?と聞かれて利香蘭の歌う歌。もうこのあたりになると、彼女、声がぼろぼろです。でも、実にこの歌の歌詞がいい。メロディーも美しい。これは名曲だ。本当にこんな事が昔あったのだろうか?”スパイ容疑”で死刑になるってことが、今の時代に想像つかない。裁判長があの人でなかったら、彼女は充分銃殺刑になっていた可能性があったってことですよね。恐ろしい。もっと恐ろしいのが、銃殺シーンをみて、中国の民衆が飛び上がって喜んでいること。そっちのほうがもっと恐ろしい。中国人は恐ろしいから気を付けようって思ってしまった。

そして何度観ても、日劇のシーンの野村さんは実に美しい。最初は口パクで録音かなと思ったけど、ちゃんと生声でした。蘇州夜曲と夜来香はさっそく着メロにダウンロードしました。
名曲だ。3部作全部観たらオルゴールもらえるらしいけど、この2曲のどちらかがいいな。。

今日は千秋楽なので、最後列には、四季の役者さんがたくさん来ておられました。浅利さんも後ろの観劇ボックスにいらっしゃいました。最後だからあいさつくらいすればいいのにと思いましたが。。

京都公演は李香蘭は交代だろうか。ぜひ京都の近辺の方観劇してください。
DVD化してほしい。オリジナル作品だからできるんじゃない??ぜひほしい。3万でも買う。
この作品、四季のオタクだけで楽しむような作品であってはいけないような気がします。ぜひ戦後60年記念だからというだけでなく、四季がつぶれるまで、延々とロングランして、日本全国行脚公演してください。日本中の学生、そして国会議員にも見せてあげて。
3回しか観なかった。もっと観ればよかった。DVD化してくれ。


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