宝塚星組全国ツアー・市川市民会館「ベルサイユのばら」「ソウル・オブ・シバ!!」

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378. 宝塚星組全国ツアー・市川市民会館「ベルサイユのばら」「ソウル・オブ・シバ!!」

ユーザ名: yasuko
日時: 2005/10/2(00:51)

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今日は仕事だったのですが、夕方から同僚におしつけて、星組全国ツアーを観てきました。

まずは、生まれて始めて「ベルばら」なるものを生で観れたことに感謝・感激。ついに、やっと宝塚の代表作品を見れてしまった。

舞台の感想もだけど、このストーリーのオスカル・アンドレの部分以外はほぼすべて史実道理で、実際にあったことというのが凄いです。
池田理代子さんは才能溢れる人で、絵だけではなく、本当によく勉強されています。よくこれだけのストーリーをマンガにしたもんだ。

去年、テレビでマリーアントワネット特集があって、フェルゼンは本当に捕まったら殺されるのに、死を覚悟して馬車を飛ばして、マリーアントワネットの獄中へ助けに行ったというのを聞いて、改めて惚れ直しました。はっきり記憶してないけど、あの後フェルゼンは王妃様を想って、生涯ひとりで暮らしたのかと思っていたけど、そうではなく、数年後すぐ何かの嫌疑をかけられ殺されたはず。
そして、マリーアントワネットは処刑前は、道路沿いの檻に入れられ、民衆のみせしめにさらされたと聞きました。オスカルとアンドレは作りもんだけど、マリーアントワネットとフェルゼンは事実だから、ほんとに凄い。

肝心の舞台の感想ですが、地方公演で器材の関係も在るし、組も半分に分割されて主要メンバーが欠けているから、バスチーユのシーン等、大幅カットになっていました。でも最初から覚悟していったので、特に違和感なく結構楽しめました。
仮面舞踏会が宙にはなかったけど、追加になっていて正解だった。そして、特に貴族の婦人達のバカっぷりや、ファルゼンをフランスに行かせまいとする軍人達のシーンはよかったです。普通地方公演で日ごろせりふのない下級生達のせりふのシーンが加わったりすると、そういうシーンはいつも、”いらない”って思っていたけど、今回に限っては返って非常によくなっていました。

一番よかったのは、毬乃ゆいさんの歌。すばらしい。カゲソロも素敵でした。
そして、品のある顔立ちのオスカルが素敵でした。

一番好きなシーンは、やっぱり例の「お別れに王妃様の好きなスェーデンの軍服を着て参りました。」ってとこです。だって、”別れる”のに、相手の好きな服を着ていくなんて、なんてロマンチックなんでしょう。これも事実なんだろうか?

物足りなかったのは、ジェローデル。歴代のジェローデルが男前で、歌のうまい人が多いだけに、ちょっと。。。この役、結構おいしい、いい役なんだけどなぁ。

湖月さんは、いつも音痴で聴いてられないんだけど、今回は彼女の音域に歌のキーを調節したのか、韓国公演に向けて歌唱訓練でも受けたのか、そんなにひどくなくて、よかったです。もともと歌のシーンが少なかったし、せりふも録音っぽいとこも在って、ずいぶん簡略されていましたが。。

白羽さんに関しては、これは好みの問題だと思いますが、私はNGでした。
しゃべり方がひゃらひゃらした裏声で、最後のシーンとか、壮言さというか、重みがある格調高い、気高さが感じられなかった。軽すぎる。むしろ、歌はへただけど、壇さんのほうがもっといい、マリーアントワネットができたかもと思ってしまいました。貫禄がない。
星は両トップが音痴だけど、脇が歌のうまい人がそろっているし、宝塚ファンでなくても、充分鑑賞に堪えられる、大人のしばいが期待できる組と思っていたのに、今後は無理なのかなとちょっとがっかりしてしまったしだいです。まあ、本公演を期待します。

それと、何かの本で読んだこと在るけど、歌舞伎と宝塚には、必ず「少しも早く」ってせりふがどんな舞台でも必ず入っているお約束があるらしい。今まで観た歌舞伎でも、宝塚の他の公演でも、確かに言っている、って思いながら聞いてましたが(全部かどうかは不明ですが。。)、今日は2回もありました。なぜ故、このルールがあるのでしょうか??今回はどこで言うのか期待してみるのも面白いですが。。

後半のショーは本公演では、装置が凄すぎて、そしてストーリー性が強すぎて、ついていけなかったけど、シンプルになった分、ちょっとすっきりしてよかったかも。でも、雪のショーを見た後、ちょっと落ちるかな。。。
私は、ストーリー性より、プロらしい、凄いダンスが観たいし、プロらしい凄い歌が聴きたいです。
唯一満足したのは、例の”ホストクラブ”っぽいシーンでしょうか。あんなお店あったら、通いそうで恐い。

とにかく、生まれてはじめて、”ペルばら”なるものを観てしまった。記念すべき日だわ。


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