[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/28(09:44)]
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今日2回目の「李香蘭」見てきました。
毎週でも観たいという強い気持ちで行ったのですが、前に座ったおやじの性で情熱が一気に失せてしまいました。
背が高い上に、上演中動くわ、頭掻くし、掻いた腕をなかなか下ろさないし、よっぽど注意しようかと思ったけど、すいませんとおとなしく誤る人ばかりじゃないし、帰りに後つけられて殴られでもしたらいやなので、我慢しました。チケット買う時、周りにどんな奴がすわるか予測できないし。。。こればっかりは、運が悪かったとあきらめるしかないですね。とても不愉快な気持ちで帰ってきました。全然集中して観れなかった。いつも先行でいい席ばかりで観るので、こんな経験がほとんどありませんでした。それに宝塚ではほとんど女性客だし、前が背が高くて見えないっていう経験は私には始めてでした。本当にがっかりでした。今日は特に男性客が多く、男性の多い舞台はこんな事もあるってことですね。
ところで感想ですが、
野村さんの歌がひどくなったと思っていたけど、違うことがわかりました。ちゃんと声はでてました。千秋楽に行くにしたがい、声が枯れてでなくなるとか、1日の公演の中で後のシーンになるにしたがい、声が枯れていくとかではないですね。
感極まって涙をこらえるシーン、特に杉本さんとの別れのシーンと最期の裁判でのシーンで、泣きそうになった時に、声がぼろぼろになり、それはひどいしわがれ声になりますね。急にひどい声になるので、あれってびっくりします。泣いてもちゃんと唄える俳優さんと、泣くとぼろぼろになる俳優さんがいるようです。でもこれも好みによって、より悲劇を感じられて、効果的と捕らえる人もいるかと思います。
いろいろ批判される人もいるみたいですが、やっぱ大女優ですよ。オペラグラスでアップで観ると、さすがにふけたので、ちょっと引きますが、あのかわいさや、純粋さを表現する演技力はさすがです。
歌の凄い公演を期待したいのであれば、観ないほうが善いでしょう。でも、過去の史実や、今なぜ中国であんなに反日運動などで、日本が非難されているかを知るためにはいい作品だと思います。
ただ、裁判長の最期の判決を聞いて、前回はなんて徳のある人なのだろうと敬服したけど、今日は、こういう気持ちで日本人をもういいかげん許してはくれないかと、お願いしている感じがしてならなかった。まだ中国人は日本人を許してはいない。まだではなく、ずっと許さない国民性なのに、もう勘弁してよって言っているように聞こえてしまった。
それと、男性群舞やコーラス、おじさん達のせりふなどは、すばらしい物が在るのに、女性アンサンブルが物足りないのは、おそらく、子供をたくさん登場させる必要から、きゃしゃで、背の低い人を集めたための結果かなと、カーテンコールを見て分かってしまった。つまり、実力より、体系で選ばれたのですね。
最初と最期の盛り上がるシーンは、はっきりあの女性アンサンブル全員いなくなっても、全く変らない迫力シーンが実現できたと思います。
オリジナルの曲・歌詞は、ミュージカル座のひめゆりっぽいのが多く、特に愛蓮さんのソロ。でもああならなかったのは、彼女のずば抜けた歌唱力かも。歌のレベルでは島田歌穂を遥かに超えていると思いました。
東京在住のかたで、まだ李香蘭をご覧になったことがないのであれば、チケット全然売れてないので、当日でも前日予約でも、運がよければ2階最前列とかとれますので、ぜひご覧になってください。
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