劇団四季・自由劇場「アスペクツ・オブ・ラブ」

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367. 劇団四季・自由劇場「アスペクツ・オブ・ラブ」

ユーザ名: yasuko
日時: 2005/8/27(23:17)

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今日は浜松町で、四季のダブルヘッダーでした。
劇団四季・自由劇場「アスペクツ・オブ・ラブ」を見てきました。

ローズ:保坂知寿
アレックス:石丸幹二
ジョージ:光枝明彦
ジュリエッタ:大平敦子

タイトルがロマンチック風で、四季の看板女優と看板男優が主演です。悪い訳がないと思い、「アスペクツ・オブ・ラブ」がどんな内容か知らずに、先行予約で2枚買いました。それに Love Change Everything って歌は有名だし、きっといい作品に違いないと確信してたのですが。。。

だめじゃないんです。。ただ、ただ、こんなんとは期待していたのとは違いすぎて。。

とにかく、ほぼ全部せりふまで全部メロディがついています。それが、「エリザベート」とか「モーツァルト!」とかかっこいいとか、美しいメロディーにのせていれば、いいのだけれど、なんだか全部半音下がったようなフラットしている短調なメロディー(って言えるかどうか)に載せて歌い継ぎます。これが延々と続きます。「エビータ」でもそんなせりふシーンがありますが、そんな風。あれが延々と、ほんとに延々と続くんです。
寺山修司風とまでは言わないですが、奇妙な作品です。ずっと聴いていると、結構きついわ。1幕は耐えるのに正直きつかった。

当然、あれってちゃんと楽譜が在り、楽譜道理に唄っているのですよね。音はずさずに練習しても、あんなメロディなら、はずしても全然わからないかも。。それに、開幕前にひとりで練習するのつまんなかったでしょうね。
歌が相当うまくないと唄えないと思います。
後半、宝塚の大鳥れいさんがでてくるようですが、大丈夫か心配。宝塚では絶対ありえない舞台です。

2幕の父親と娘のダンスシーンからちょっと面白くなったかもしれない。父親の歌が唯一まとも(?)なメロディの歌だったかも。

最後の葬式の今までの流れからは想像できない、いきなり激しい群舞といい、オペラみたいに突然大熱唱する主役の2人。(ほんと、どうしたんだろうってくらい、すごい熱唱でした)

ストーリーはいいんです。(どろどろですけど。。)
歌もうまいんです。保坂さんのころころした鈴虫というか、すずらんのような声もきらいじゃないです。
石丸さんは相変わらずハンサムだし。。
群舞もかっこいいと思います。大鳥さんの喪服のあの群舞もみたいかもしれない。

でも。。これもアンドリュー・ロイド・ウェバーの作品なんだ。
もし、この作品好きな人がいれば、どこがどういいか、説明してほしい。それを聴いてもう一回見に行けば、もう少し違った視点で楽しめるかも。
私には理解が難しい、変った世界の舞台でした。


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