[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/28(16:58)]
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宝塚に興味がない方は読み飛ばしてください。ちょっと熱く宝塚を語ろうと思います。(朝からテンションたこうおます)また、以前に書いたことと重なるところもあるかと思います。
とにかく、大劇場・東京を通してチケットの売れ行きは恐ろしく悪い。昨日(20日)は月組大劇場の一般前売りであったが、「電子ちけっとぴあ」で昨晩自分の行く日を調べてみたら、S席から残っていた。こんな状態は第一次「ベルばら」ブームと麻美れい・大地真央が出てくる間の80年代に少しあったぐらいだ。
そこで、恐怖のヤフオクを覗いてみた。月組ははや値崩れしていた。その上、今日(21日)前売りの安蘭けい主演の星組ドラマシティも100円スタートとなっていた。憤死しそうである。
それより驚いたことは、11月の貴城けい主演の雪組バウホールが某カード会社の日曜11時開演の貸切で即日完売せずに残っていることだ。今年のこれまでの若手の公演ならともかく、2番手の主演である。これを聞いて金子、めまいがしそうだった。バウは基本的にチケット代が安いし、一昨年の2番手シリーズは即、完売だったのに。
どうしてこうなったのか。2つの理由が考えられる。
1つは魅力的な演目がない、ということである。例えば大劇場の雪組「霧のミラノ」と花組「落陽のパレルモ」どうちがうねん!といいたい。また、現在前売り中の月組の芝居のタイトルは「JAZZYな妖精たち」。はっきりいってまったく面白そうに感じない。お子様向けか?ぐらいの感じ。ショーに期待するしかないが、現在の月組戦力ではあまり期待できそうにない。だから、「ベルサイユのばら」の登場、となったのだろう。しかし、いまさら「ベルばら」でも、なんか過去の大芝居のように見えてしまうのではないだろうか?と杞憂する。かなり演出を現代にあわせたものにする大英断も必要かと思う。キャスト交代だけでは小手先だと思う。とにかく今年一杯はまあ期待できそうにない。
次に「宝塚」というソフトの詰め込みすぎを挙げたい。現在宝塚歌劇が毎年上演する劇場をざっと挙げてみよう。宝塚大劇場・東京宝塚劇場・宝塚バウホール・日本青年館・日生劇場・博多座・梅田芸術劇場メインホール・ドラマシティ、8つだ。これに加えて全国ツアーがある。多すぎるし、生徒さんはほとんど「人間ローソン」だ。かつては大劇場から東京に行くまでにお休みもあり、脚本・演出の練り直しもあった。しかし、今はいわゆる「乗りうち」状態である。具体的に言うと雪組「霧のミラノ」、あの終幕は変えて欲しい。(変っていたらお知らせを)絶対カールハインツは自決するべきだ。
これの余波で衣装が今はひどく貧弱だ。先日1981年のショーをCSで見たのだが、主題歌はいいし、衣装も使うべきところではゴージャスでびっくりした。今と比べて貧弱なのはマイクだけに見えた。5年も見ている方には「ああ、リフォーム」という衣装ざくざく、というのが現状だろう。ましてや、金子のような古参ファンには「えー、またあの衣装使うんだ」は数知れず。
こうなると、もう公演を減らして生徒さんを休ませ、先生にもよく脚本から考えてもらって、衣装を豪華に、である。まず、ドラマシティの現在年3回は年末の1回だけでいい。メインホールもやめ。博多座も隔年ぐらいでいい。日生劇場の演目はドラマシティで消化する。それぐらいにしないと、もう限界が見えそうである。
朝からいやになってしまって、激情してしまいました。REお待ちしております。
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