帝国劇場「モーッアルト！」井上・木村・香寿

２回目を観ました。（井上・木村・香寿）

今回も結構満足してしまった。やっぱ曲がかっこいい！！たくさん携帯着メロをダウンロードしてしまった。

１）井上芳雄さん
期待以上でした。って失礼な言い方ですけど、中川さんよりだめって決め付けていたので、そうでもないってことがわかりました。非常によかったですよ。ただ、最後中川さんと、井上さんって、フィナーレが違いません？中川さんのときは、最後歌詞じゃなくて「あ〜あ〜」とかいっていて、そこがまた非常にかっこよかったんだけど。。井上さんは普通に歌詞を唄っていて、普通に終わりました。意表をつかない、普通の終わり方で、拍子抜けしました。

２）木村佳乃さん
ミーアンドマイガールで相当ひどかったので、大丈夫かぁ？って思っていきました。ひとりだけ素人が混ざっている感じでしょうか。

天下の「帝国劇場」ですから、実力重視でキャスティングしてほしいです。客寄せパンダも確かに必要ですが。。客はいんなくても、質の高い、外国にも誇れる舞台をめざしてほしい。以前「ミスサイゴン」で、レベルに達していないとか言う理由で、エンジニアひとり途中降板しましたよね。やれるじゃん。質を保つためにはそのくらいやる覚悟で人選とかしてほしいです。

おみやげでコーヒーを買ったのですが、裏に「悪妻は名曲の母といわれるように、コンスタンツェは有名な悪妻であったといわれておりますが、流行の最先端をいっていたので、当時流行していたコーヒーのいれかたは大変上手であったそうです。」西田ひかるさんが、悪妻のイメージにあわないといわれる方も多いのですが、私は先月見た気合入ったコンスタンツェが気に入りました。思い道理に行かず、寂しさを紛らわすため、お酒やダンスにおぼれていく、悪妻ではなく、強がっているコンスタンツェをよく演じていたと思います。「レミゼ」のエポニーヌっぽい役どころだと感じました。西田ひかるが懐かしい。Come Back !! って感じです。西田ひかるは自分でちゃんとコンスタンツェの性格とか役をしっかり自分なりに確立して安定して演じていたような気がします。舞台上で迷いがない。でも、木村さんはどういう風にコンスタンツェをとらえて演じているのかが、よくわからなかったです。

３）香寿たつきさん
私は、香寿さんの男爵夫人は心配していました。この間のガラコンサートで高音が出ずに女になりきれてなく、ちゃんと唄えるだろうかと。。。
でも、星から降る金とか素敵すぎてずっと男爵夫人を観ていたので、下のモーツァルト、父親、姉の芝居が見れなかった。ドレス姿もちゃんと女してたじゃないですか。レベルの低い宝塚であれだけ唄えればすばらしいです。
私は歌がいまいちでも、久世さんの母性を感じる男爵夫人が好きでした。
今日香寿さんを観て、こっちも好きになりました。ちょっと久世さんより若い設定でしょういか。キャリアウーマンっぽくて、やり手で、勝ち気な男爵夫人でした。サリエリや司教ともはりあっている、負けず嫌いなところがよかったです。

彼女踊りも得意なので、もっとばりばり踊れる役も観たいですね。
帝劇って、メインキャストって、歌としばい中心が多いですよね。やっぱミュージカルだから、メインキャストもばりばり踊る公演が観たいし、そういう時は、ぜひ香寿さんキャスティングしてほしい。

今回の公演はあと１回で私は終わりにします。香寿さんが期待以上だったのはうれしいけど、木村さんの舞台をそう何度もみたくないので。。。