新宿コマ「We Will Rock You」

昨日夜の部、新宿コマ「We Will Rock You」を観に行ってきました。
いつもは、演歌歌手の座長公演が主に上演されている劇場です。”歌舞伎町ルネッサンス憲章”とやらで、歌舞伎町を健全でオシャレな街に改善すべく、その一環と
して、劇場大改造と”おしゃれな（？）”「We Will Rock You」を東京厚生年金会館でもなく、ゆうぽうとでもなく、国際センターでもなく、新宿コマにもってきた
そうな。

とりあえず、QUEEN は私が中学時代、それはそれは物凄くはやっていました。その当時は、全く興味もなかったのですが、つい先日深夜のテレビのプロモーション番組で、「ボヘミアン・ラプソディ」を聴いて、感動してついチケット買ってしまいました。チケットは、かわいそうなくらい、売れ残っていて、今でも土日でもすごい、よい席とり放題です。３ヶ月もちょっと無理があったんじゃ？？平日がら空きでしょうね。

劇場が、この前「マツケンサンバ」見に行った時と比べると、確かにオシャレになっていました。ただし、入り口はいった、ロビーだけ。やたら飲み物が高くて、買うのためらいますね。それに、劇場内で、飲み食いＯＫっていうのもなんだか。そう、上演中も食べていいのですよ。いいって言われても、通常のど乾いた時だけジュースとか飲むのはいいとして、食いっぱなしの人が近くに座ると「これがおしゃれな改装？」って疑問もちます。映画館か大相撲の桟敷席化してしまいました。

問題の公演の感想ですが、
１）やっぱ QUEEN の楽曲はすばらしい。
最初に「ボヘミアン・サプソディ」ありきで、ストーリーを考えたよう。そして、マンマミーアがあたったので、QUEEN でもって構想されたよう。

２）歌がうまい。
正直主役２人はあんまし、かっこよくなく、魅力的とは言えない。でも、全員それはそれは歌がうまいです。特に、廃虚でヒッピーみたいな格好で出てきた女性のほう。あの子が一番”Rock & Roll”していました。

３）ストーリーが？？
QUEEN の楽曲はすばらしいのですが、正直歌詞が宗教的というか、抽象的というか、意味不明な歌詞も多いので、これをストーリーに当てはめると、どうしてもあんなマンガかＳＦ映画っぽくなってしまいますね。日本公演向けのギャクもたくさんいれてくれていたけど、あきらかに外人受けするギャグは、笑えなかった。日本人はああいう下ネタ嫌いです。端的に言うと、ストーリーはくだらんです。
後ろになくなった過去のスター達の映像がでて唄うシーン（この時の歌の題名しりません）で、QUEEN 知らなくても泣けます。
そして、最後の”We Will Rock You”と”We are the Champion”で盛り上がります。せっかっく来たんだから、盛り上がらなきゃ損。この２曲だけ歌詞覚えていくと、楽しめるかもです。

いい席がとれるし、音楽がすばらしいので、３ヶ月ロングランだし、そろそろいろんなところで、会員割引とかやっているし、会場で半券もって買うと割り引きだし、東京在住のかたは、”歌舞伎町ルネッサンス”計画に協力して、１回くらいは
観てもいいかもしれないです。劇場前のフレディーの像もぜひ観てください。３ヶ月後は撤去されるのかしら？？
QUEEN のファンはリピートするでしょうが、ただのミュージカルファンであれば、リピートはしないと思います。
やっぱ、本物の QUEEN の「ボヘミアン・ラプソディ」には誰もかなわないです。