[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/28(14:38)]
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今日は、会社を休んで宙組の5回目の観劇と、四季の3回目のオペラザの怪人の観劇をしてきました。会社休んでまで。。贅沢というか、とうとう私もここまできたかと、自分でも呆れている状態です。
宙は特に書くことはない。宙でなきゃ、5回も行かないので、今回は、オペラ座の怪人だけの感想を書きます。
ひさびさ最前列で見ました。やっぱ最前列は迫力違いますね。先週はキャッツを2回で観たけど、最前列で観た時と感激の度合いがすごく違い、やっぱ席はいい席で見るに限るとつくづく感じた次第です。
今日の主なキャストは以下の通りでした。
ファントム:村俊英
ラウル:柳瀬大輔
クリスティーヌ:佐渡寧子
マダム・ジリー:西島美子
席はよかったのですが、村さんの調子おかしくなかったですか?いつもの深みのある唄いかたではなかった。ひょっとして花粉症?キャッツで役者猫が見れなくて残念だったけど、彼のファントムがまた観れると思い、楽しみにして行ったので、ほんとがっかり。波田陽区似(?)の高井ファントムがすばらしかっただけに、ちょっと物足りない。どうしたんだろう。キャッツから移ってきたばかりで、まだ調子のってない状態なのだろうか。
柳瀬さんのラウルは変。お金持ちの気品とかが感じられない。鼻声ですよね。歌、うまいって言えるかどうか。。。あれ音程あってます?いつも気になるのですが。。石丸さんか佐野さんがいいな。
私はダチョウ倶楽部の肥後さん似のアンドレさんも結構好きです。いい味だしてますよね。
そして、マダム・ジリーはいろいろ観たけど、西島さんが一番好き。でも今日化粧福岡のときより、けばすぎて変だった気がしますが。素顔きれいなのにね。
映画も3回見て、思ったのですが、
最後の指輪を返しに来るシーンですが、
何かクリスティーヌは”こいつはまるで自分に盲目的にほれていて、恋の奴隷状態だ。死ぬまでじっとまっていろっって言えば、ずっと待っているに違いない”って、暗黙のうちにファントムに女王様のように命令したかのように見える。
あの世まで入れると、現世の人生(映画では60歳前半まで生きたよう)は、短い物だ。その短期間は、お金持ちのラウルと子供とセレブな生活を楽しみ、命絶えた長い後世は、待たせておいたファントムと、今度は音楽に生きて、これまた楽しい生活を送ったように見えます。
四季と映画、つまり、ロイド・ウェバー版は、クリスティーヌはうまいことやって、実は両方の男を手にした(厳密には、自己満足を完璧に満たした)人生を送ったようで、かわいさが感じられない。
ファントムはじっとじっと静かに、彼女が自分のもとに戻ってくるのを待っていたに違いない。
そして、ラウルは、絶対誰にも言うなとファントムいわれて、つねにびくびくファントムがまた現れるのでは。。という不安と恐怖におびえながら生きていたように思えます。
やっぱ、真の勝者はファントムのような気がする。
音楽は確かにすばらしい。シャンデリア落ちもすごい迫力。マスカレードもかっこいい。あらゆる点で宝塚版より質は高いのだけれど、でも、クリスティーヌがどうしても宝塚ほど、好きになれない。花さんのクリスティーヌは一途だったし、かわいいし、共感もてる。四季のは、なんかずるいような気がしてならないが。。考え過ぎか?
次は違うクリスティーヌ、ラウルが観たい。そして本調子の村さんが観たいです。
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