[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/28(14:37)]
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東京厚生年金会館「サウンド・オブ・ミュージック」を見に行きました。
外人さんも含めて、小さなお子様連れの家族でのご観劇のかたが多かったですね。
チケットはたくさん売れ残っています。あまりに売れないから、今ではプレイガイドによっては 2,000 引きとかで買えるし、劇場で買うと 7,000 円で買えるみたいです。家族連れはお勧めかも。英語ですが、子供は唄聞いているだけでも楽しいのでは。
売れ行きが悪いのは、できが悪いからではなく、最近のヒット作でないのと、劇的なもの凄い感動作品でないから(レミゼとか、ミスサイゴンとか)だと思います。
星3.5 or 4 ってとこです。なかなかの作品でした。
1)楽曲がいい!!
知らない全く聴いたことのない唄は2曲ぐらいで、他はみんなどこかで聴いたことのある唄です。この唄、サウンドオブミュージックの唄だったんだとはじめて気づいたり、この唄はこういうシチュエーションで歌われる歌なのか、とか初めて気づくことが多くて返って面白かったです。歌詞が日本語訳詞と全然違っていて、くらべるのも面白かったりして。。
ドレミの唄の日本語訳詞って、ペギー葉山さんだったのですね。すごい印税でしょうね。
2)すばらしい歌唱力でした。
特にマリアと修道院の院長の歌唱力はすばらしかったです。美しく愛に溢れた歌声です。心が洗われるようで非常に満足。
3)子供がいまいちだったかな。。
しかたないと言えばしかたないのですが、子供たちがいまいちインパクトがない。もっとうまい子いただろうに。全員元気がないというか。。こういう小さい子供が出ると、大人が子供に食われちゃってってことが多いけど、もっと子供たち頑張ってもよかったのでは。よく言えば子供がプロらしくなく、すれてないので、子供らしく思春期や人見知り初めのはずかしがりやの年頃を現しているとも言えますが。
一番小さい子はぶーたれていてかわいいのだけれど、ロビーのほかの客の話を聞いていると、眠かったり、機嫌が悪いと、できが相当差が相当あるらしい。また、そこがおもしろいといえばおもしろいんだけれど。
そういうこと踏まえて考えると、四季のライオンキングの子役や、帝劇のレミゼの子役って、すごいなぁと思います。
4)ストーリー展開が最後が雑だったかな。
というか、あくまで子供向けだったのかな。
大人向けのサウンドオブミュージックが観たかった。
ナチスとオーストリアの関係。なぜトラップ大佐が婚約者と別れるにいたったか、なぜオーストリアを家族で逃げるのか、等など、もっと大人向けにメッセージ性が強いもの観たいかなと感じました。
その部分は結構さっとながされてわかりにくかったし、全体的に子供も見れる愛の楽しいファミリー向け作品になっていました。これはこれでありだけど、ちょっと大人には物足りなかったかな。
5)せっかく家族向けなら、カーテンコール工夫してほしかった。
せっかく子供が多いし、みんなよく知っている唄ばかりなので、最後のカーテンコールは日本語訳詞を字幕スーパーに出して、客といっしょにドレミの唄とエーデルワイスを合唱とかしたかったかな。いっしょに歌いたかったですね。
6)舞台セットもなかなかよかったです。
7)プログラムの各ページの端にまめ知識が書かれていて、それ読むのも楽しいかも、マリア本人が映画ではエキストラで出ているんだそうです。
8)大地真央さんのサウンドオブミュージックが帝劇で観たい。
昨年、博多座でやっていたのを見に行こうか迷ったのですが、交通費がちょっと。。ぜひ、帝劇で大地真央さんのサウンドオブミュージックを再演してほしい。
マリーアントワネットといい、トスカといい、彼女は最近ミュージカルよりストレートプレイのほうに力を入れているのかな。
はっきりいうと、彼女にあう男性のミュージカル役者さんが、もう他でがっちり取られていて、キャスティングできないのでは。。帝劇のミスサイゴンやレミゼ、エリザベート等の大作に客の呼べる役者さん(山口さんとか、石井さん、岡さん、今井さんとか)がずっととられていて、ミュージカルやりたくてもできないとか。。
確かに彼女が主演の帝劇はチケットの売れ行きが悪いけど、あの美貌は定期的に観たい。サウンドオブミュージックかマイ・フェア・レディを帝劇で再演してほしい。10−12月の帝劇のスケジュールがまだ発表されていないので、期待したいです。
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