ついに千秋楽「ファントム」宙組

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235. ついに千秋楽「ファントム」宙組

ユーザ名: yasuko
日時: 2004/8/30(00:34)

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28、29(千秋楽)と最後のファントムを観てきました。
不思議と、レミゼの最後の時のように、寂しくて号泣しながら観るということもなく、結構冷静に淡々と観て終わってしまいました。CD聴きすぎて、DVD見過ぎたのがいけなかったのかな???

28日は、初めて2階で観劇しました。
上から見ると1階では決してみれない物もみれて、たまには2階もいいかなと思いました。
でも、結構ショックをうけたのが、母親から赤ん坊を預かった後ろのアンサンブルが、無造作に床に放り出して踊り始めたこと。人形だからどうでもいいのだけれど、ちょっとショックでした。もっと丁寧においてほしかった。観てはいけない物をみたようで。。

このファントムって、四季版と違って、ファントムが恐ろしい存在でもなく、醜い存在でもなく、普通の青年なところがいいです。フィリップと同じように、美しい物を追い求め、音楽を愛しているのです。そして、同じようにクリスティーヌに恋をして、夢中になって、舞い上がって、普通に悩んでいるところがいいです。全く2人の青年は同じなのです。ただ、方やお金持ちのハンサム、方や醜く生まれたという運命のため、大きく人生が違ってしまうというのが、悲しいのです。同じなのに、対照的な人生が、せつないです。
最後に観て、なぜかエリックでもなく、クリスティーヌでもなく、キャリエールでもなく、フィリップの変化がこの作品は結構みどころなのかもと思いました。最初はどうでもいいつまんない役と思ったけど、彼の変化・成長が大きなポイントのような気がしてきました。やっぱり最後の立ち去るシーンの表情がすばらしい。影の主役はフィリップのような気がします。

今日の千秋楽見終わって、これで今年の私の夏が終わった感じがする。雨も降っていたし、ものすごい出待ちの人数で、さっさと帰ってきてしまいましたが、やっぱり宝塚オリジナル作品より、海外作品は質が高く、メロディが美しい。7、8月2ヶ月十分楽しませていただきました。7回も観れて幸せだった。
でも、やっぱせりふがへたくそだな。声ももっとでるということないのだけど、これ以上は宝塚に望んでもしかたないのだろうか。でもいい作品だった。DVDは宝物です。

さて、
来月はやっと「ミスサイゴン」を観ます。東京に出てきたばかりの時、初演で観たのだけれど、全然内容を覚えていません。あれからもう12年経ったんだと思うと感慨深いです。ヘリコプターのシーンなんて全然記憶にないです。キャバレーみたいなところで、下着みたいな衣装で、女の人が激しく踊っていたのしか覚えていません。人前でこんな格好で。。と田舎者の私は初ミュージカル観劇でそんな感想をもったということだけは、しっかり覚えています。何観てたんでしょうね。今度はしっかり観て、楽しみたいと思います。でも、チケット結構売れ残っていますね。一応3枚買っているけど、もし良かったら、メインキャスト全員見たいと思っています。もう1ヶ月経つけど、あんまり評判聞こえてこないけど、どうなんだろう?友達に見た人誰もいないので、面白いかどうか聴けなくて。。

そして、四季の「南十字星」もみますが、これで昭和3部作全部観ることになります。前2作もすばらしかったので、3作目も結構期待しています。また泣かせてくれると期待しています。「李香蘭」がまた観たくなった。というか、四季の「オペラ座の怪人」またみたい。JCSすんだら、ファントム役2人いるから、また、「オペラ座の怪人」やってほしい。明日から、通勤時のCDを「ファントム」から「オペラ座の怪人」にさっそく交換しようと思います。


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