Re: 劇団四季「JCSジャポネスクバージョン」秋劇場

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227. Re: 劇団四季「JCSジャポネスクバージョン」秋劇場

ユーザ名: yasuko
日時: 2004/8/15(22:13)

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劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」のジャポネスクバージョンを秋劇場へ観に行ってきました。

今日の主な配役は
ジーザス・クライスト:柳瀬大輔
ユダ:吉原光夫
マリア:井上智恵
カヤパ:高井治
ヘロデ王:大塚俊
ピラト:村俊英

エルサレムバージョンとジャポネスクバージョンを見比べて、私の好みでは、ジャポネスクバージョンのほうが面白かったです。
尺八、琵琶、つつみ、鐘の和楽器に、歌舞伎メイクと振り付けが新鮮でした。やっぱり、日本人の堀の浅い顔と、短い足には、このほうが似合っています。
前回より、マリアとユダは、今回の配役のほうが私は好きです。
それに、やっぱり久しぶりに四季を見たら、歌のレベルの高さを実感しました。

高音まで力強い声がでる
音程が狂わない
アンサンブルのテンポの速い歌でもしっかり聞き取れる

特にマリアの井上さんの声が澄んだ声で、それでいて、力強い。本当に素敵ですね。このレベルの人を宝塚で期待するのは無理として、帝劇で主役をやる人はこのレベルの人にやってほしいです。

ユダはたぶん、所々音程狂っていた?特に出だしが良く狂うなと思いましたが、それでも、声が素敵でした。

ソウルガールを真近で観ようと、1列目の左をとったのに、このバージョンは後ろで上からつるされて歌っていたので、見れませんでした。衣装が小坊主みたいで、ちょっと色気にかけて、がっかり。

ピラトとカヤパの低音が素敵でした。ファントムの声ですね。このおじさま二人とも素敵ですね。

そして、一番インパクトがあったのは、やっぱり、ヘロデ王でしょうか。モーツアルトの吉野圭吾のやった役っぽかったです。
あの役に選ばれたらうれしいんだろうか?エリザベートで、内野さんがトートの衣装がはずかしいとおっしゃっていたけど、ヘロデの格好は、エアロビのレオタードみたいな格好に、花魁というかお相撲のような帯に、エルビスプレスリーみたいなピラピラを脚につけ、アフロヘア。歌舞伎みたいに見栄をはって、はずかしいけど、一番拍手もらえるし、ある意味目立ちたがりやには、一番おいしい役かも。

こんなに、すごいのに、それでもやっぱり、”すごくおもしろい”って域に達しないのはなぜだろうと思ってしまいます。
こんな舞台を見慣れている人が、宝塚を観ても、たしかにおもしろくないだろうと思います。
宝塚を見慣れていると、この舞台を見ると、重過ぎるというか、軽さがないというか、すごいんだけど、楽しいっていえないなぁ。所詮娯楽なんですけど。これでいいんだろうか?って思ったりします。でも、レベルは確かに高いです。たまにはこんなのも観ないとと、強く感じます。
後1回見にいきます。ヘロデは見る価値ありです。むしろ、ジャポネスクバージョンのほうがお勧めです。これは海外公演うけた理由がわかります。


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