[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/28(16:53)]
------------------------------
ラストシーンの件ですが、最後の2シーンが変わりました。
詳しくはもう他のHPとか出ていると思うので、ご存知かもしれないですが、
1.
クリスティーヌは、エリックが死んで、銀橋で、「もういちど会いたい」と切々と号泣しながら歌った後、暗転して、静かに左(下手っていうのかな?)に寂しくひいて行きます。
2.
最後は、エリックがひとりで、いつまでもやさしくクリスティーヌを見守っていて、静かに待っているといっているかのように、一人で歌って終わりです。
たいした違いではないので、全く気にされていない方や、気がつかれなかったかたも多かったのかもしれませんが、これによって、私はかなり印象が変わってしまいました。
大騒ぎしてショックを受けているのは、日本中で私くらいかも。。
大劇場版:
泣けるけど、一番の見せ場はひょっとしたら、キャリエールとのファントムの親子の名乗りのシーンではないかと思います。ここがクライマックスっていってもいいかもしれないです。
主役ではないけど、キャリエールに非常に重きをおいた人情劇になっています。
最後は、四季版では幕の後、おそらくあの世では二人はいっしょになったに違いないと観客に想像させる部分を、実際にラストシーンにもってきて、宙組定番のハッピーエンドになっています。あの笑顔で救われます。
東京版:
結局、自分が仮面をとっても大丈夫だから信じてといっておきながら、裏切ったということを一生背負って、悲しみを抱きながらクリスティーヌが生きて行かなくてはいけないような気がして、悲しすぎて、最後のクリスティーヌの銀橋のシーンが一番泣けます。
この時点で、それまでの樹里さんの大熱演シーンは吹っ飛んでしまい、紛れもなく、東京版主役は、悲劇のヒロイン、クリスティーヌになったような気がします。
あまりにかわいそすぎて、2日ほど私はショックから立ち直れませんでした。
ファントムは、クリスティーヌが素顔を見て逃げて行ったのに怒りもしないで、やさしく許す時点で、もう、大人の懐のひろい男なのです。きっと、クリスティーヌが生きている間、ずっとやさしく見守って待っていてくれると思うのですが、果たしてクリスティーヌはそれをわかっているだろうか。わかっていても、自分自身を許せるだろうか。
クリスティーヌは罪の呵責に耐えながら生きて行かなければならないような気がするのです。
四季版の最期の別れは、ファントムの失恋ですから、クリスティーヌに落ち度はなく、負い目もないし、かわいそうなのは、むしろファントムのほうだけど、宝塚東京版では、負い目をもっているのは、クリスティーヌのほうで、同じ悲恋でも、ずいぶん四季とは度合いが違うような気がします。
ただ、すくいは大劇場では、「もう一度会いたい」と歌った後、すぐ出会えてハッピーエンドっていうのは、あまりに直後すぎて、いささかこじつけっぽいけど、東京では、フィナーレ最後のデュエットダンスまで、しばらくふたりがいっしょの舞台には立たず、長い時を経て、やっとふたりいっしょにまためぐり合ったととらえると、すごく素敵なデュエットダンスに思えます。思いっきりいつもの熱い濃いダンスを堪能させてくださいってとこでしょうか。
両方観たかたの意見を聞くと、東京のほうがすきという方が多いようですね。確かに悲恋としてはいいですが、わかいそすぎて。。。
次観た時は、もっと冷静に落ち着いて感想を書きたいと思います。
千秋楽(チケット持ってないけど)だけ、ハッピーエンドに変えてっていうのはだめかな。。
▲リプライ元
▼リプライ