Re: 帝国劇場「エリザベート」内野(楽)・今・浦井・鈴木

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198. Re: 帝国劇場「エリザベート」内野(楽)・今・浦井・鈴木

ユーザ名: yasuko
日時: 2004/5/24(00:09)

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帝国劇場「エリザベート」内野(楽)・今・浦井・鈴木を見てきました。
3回目です。

感動した。今までで一番よかった。
すべてのシーンが練り上げられて、完璧に近づいていく。やっぱ、舞台は何度か見ないと駄目と実感した。そして見るならやっぱり楽が一番。

内野さんはトート像をしっかりもって演じています。歌も前回よりよくなっています。そして、トートに外見も、すべてなりきっているのです。劇団で鍛えた演技力が光ります。「愛と死の輪舞」も、「最後のダンス」も、「闇が広がる」も、「私が踊る時」も、ぞくぞくするくらいよかった。
花組の千秋楽の「私が踊る時」の大鳥さんは最高だった。でも今日の内野、一路ペアの「私が踊る時」は歌のうまい春野さんのトートよりよかった。
ルドルフとの「闇が広がる」とその後の「これを逃すとチャンスはないぞー、」っていう歌詞のシーンも、そごすぎて言いあらわせないくらいすばらしかった。
内野さんは、あのはずかしい髪型も衣装もよく似合っています。歌も今日は最高だった。迫力があり、完全にトートになりきってパンチがあり、何がなんでもエリザベートを追い込んで自分の力で奪ってみせるというパワーが感じられ、恋をしている男の一途さが感じられて、かっこいいです。完全に歌のうまい山口さんを超えていた。
内野さん、千秋楽お疲れさまでした。すばらしい公演でした。感謝いたします。

そして見るたびにかわいさが増してくる浦井さん。ちょっともうたまらんって感じです。「闇が広がる」も革命のシーンもマイヤーリンクの自殺シーンもかっこよかった。頭脳明晰(ツアーのときのガイドさんによると相当頭よかったらしい)で、さびしがり屋でそして繊細で、清純でおぼっちゃまの育ちのよいルドルフが完璧に演じられていました。
今日のこのシーンを見て、ルドルフは暗殺説が正しいような気がしてきました。
父親にではなく、ハフスブルク家を守ろうとする皇帝に使える忠実な家臣により、家のために密かに自殺にみせかけて暗殺されたような気がします。

<p>私は前々から、このエリザベートって、イギリスの元皇太子妃ダイアナさんの人生にちょっと似ているなと思っていました。きっと彼女も何十年か後には、小説か、舞台か、映画になるだろうと思います。
最初はお姉さんがお后候補だったこと。
活発な生活で若くしてお嫁入りしたこと。
美しくスタイル抜群で、その美貌が国の外交の切り札になりえたほどだったこと。
皇室の堅いしきたりに負けまいと自分を見うしたくないともがき、自分らしく生きようと最後まで頑張ったこと。
パパラッチにおいかけられていたこと。

そして、最後は「もう放っておいて。。」と言い残して死んでいったといいます。
もう十分戦って、疲れ果て、そして自分らしく生きようと頑張ったことに、ある程度納得して、死んでいったような気がします。
それがまるで、トートと結ばれたシシィと同じ気がします。

先ごろ、デンマークの皇太子がオーストラリアの民間から皇太子妃を迎えました。
日本の皇太妃も最近いろいろ大変そうです。
ぜひ皆さん幸せにと心より祈るばかりです。

最後は、29日に最後の観劇をする予定ですが、失礼だけど山口さんは今日の内野さんを超えられるか不安です。
とにかく今日の内野トート最高でした。内野さんは歌へただから頑張ってもある程度までしかいけないと思っていたけど、そんなことは全然なかったです。プロ意識を、男の意地を感じさせていただきました。さすが文学座。見直しました。(こうやって一路さんは若い男を育てていってください。それがあなたの使命のような気がします。)
カーテンコールも、最後のあいさつも、とにかく素敵でした。今日見れたことに、心より感謝、感動、幸せを感じました。もう絶賛!!


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