星組東京宝塚劇場「1914/愛」「タカラヅカ絢爛」

星組東京宝塚劇場「1914/愛」「タカラヅカ絢爛」を観てきました。

冒頭の黒燕尾の群舞がなんかだらだらしててそろっていなく、初めてタカラヅカで黒燕尾観て、かっこいいと感じなかった。残念。最後にワンパターンだけど、大階段での黒燕尾観たかった。

前半のしばいの内容はあまり予習せず見に行ったので、最初はついていけず、全体的にせりふが聞き取りずらく、それなのに、すごい速さのシーン展開でどんどん前へ進んでいきました。でも反ってそれがあきさせないというか、この”展開の速さ”に楽しんでいました。でも、それが原因でつまんないと感じたのか、気分が悪くなったのか、始まってどんどん出て行く人がいた。

宝塚ってひとり二役が好きなのでしょうか。狸御殿もそうだし、花組みもそうだし、なんか似てたなぁ。同じネタじゃんとか思ってしまいました。それに後半のショーではまた、吉本新喜劇のような関西弁のコントっぽいのもあったし、これでしか笑い取れないのかな？

私のお気に入り汐美さんは相変わらずしぶくって清潔感あり、スーツ姿がかっこよかったです。でも出番が少ないというか、全体的に目立ってなく私としてはちょっと残念。

大和さんは特に２番手の特出じゃなくてもいいような微妙な役だったような気がします。なんかもったいない。

おしばいの最後のシーンは結構お気に入りでした。最後に２人の銀橋で終わらず、さらにもうひともりあげ。それに執事がお父さんの赤ちゃんをちゃんと抱えていました。年の差がずいぶんある若い奥さんとの間に跡継ぎができたのですね。めでたい。めでたい。執事役の組長さん最高でした。

星は湖月わたるさんも壇れいさんもあまり唄えないし、壇さんにいたっては、ばりばり踊るシーンでは、舞台上にさえいないので、２番手以下の全員が目立つチャンスだし、ある意味ちゃんと役割分担されていて全員で作り上げている組みかもです。結局全体的にいちばんかっこよかったのは貴城けいさんだったような。。彼女は特出でおいしかったかも。。

毎公演どの組みも後半ショーはすごく満足していたのですが、今回はいまいちでした。何が言いたいのか。観ていてちょっとはずかしかった。ちょっと期待外れでした。

おしばいの中の湖月さんの唄は、まあストーリーがあるので、聴けましたが、後半のショーの中のテンポの速いソロ唄は下手すぎて、聴けませんでした。私は彼女は大好きです。トップになって本当によかったと思っています。見るからに性格よさそうでとても好きです。でもあれでは始めてみた方がどう思うか。。いっそ彼女がソロ唄う時は声質が似ている唄のうまい下級生を影武者でいっしょに唄わせてはとさえ思いました。よく人気のある歌手がコンサートでやっています。

壇さんが何度もせりふをかんだ。そのたびに客席より馬鹿にしたような笑い声が聞こえ、それがかむたびに大きくなり、かわいそうだった。恐っ！！女の敵は女？？

「王家に捧ぐ歌」では星には唄うまいのいないのか？と思いましたが、今日うまい人いるじゃんというのがわかりました。基本的にソロ歌う人はうまい人だけにしてほしい。特にタカラヅカ娘役特有のあのぎんぎんした高音出せる人は惜しげもなく、たとえ下級生でもばりばり唄わせてほしい。
できればエトワールは娘役の序列関係なく一番歌がうまい人に歌わせてほしい。

結局は心にのこったのは、
唄では貴城けいさんのソロ。
しばいでは組長さんの執事。
おどりでは白のスーツと赤or黒の帽子。湖月さんだけ赤いスーツの群舞。
後は、白鳥の湖のオディールばりの連続回転を観せてくれた方。カッコよかったです。単純なので感動しました。バレエやってた人にしたらどってことないのかも。

今後は、星については、友の会やペルソナの抽選で当選した時のみ１公演１回のみにします。だんだん宙組み以外は、タカラヅカから遠ざかっていく今日このごろです。その内、宙以外は観ないことになるのかな。

あすは、「エリザベート」内野さんの千秋楽を見にいきます。