宝塚宙組「白昼の稲妻」「テンプテーション!」東京宝塚劇場

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161. 宝塚宙組「白昼の稲妻」「テンプテーション!」東京宝塚劇場

ユーザ名: yasuko
日時: 2004/1/11(22:47)

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昨日、今日と宝塚宙組の「白昼の稲妻」「テンプテーション!」を東京宝塚劇場に観にいってきました。

1回目は、しばいも、ショーも物足りなく、期待はずれでした。
本日2回目を観て、なんとなく良さがわかってきました。

「白昼の稲妻」
大人のおしばいと思います。
これでもか、これでもかと、がんがん訴えるテンション高いミュージカルだと、大衆受けし易く、楽に高評価されるかもしれないですが、あえてベテラントップなので、「しばい」のうまさで勝負したかったのだと思います。芸術祭は受賞できなかったようですが、チャレンジしたことは評価に値すると思います。
「生きながら、打撃を与えるには。。」とか、「打撃を受けながらも、平静を装い、静かに去っていく」とか、最近こういう内面を、考えながら観るおしばいが増えてきたように思います。こういうのは良さを理解するには、1回ではむずかしいと思いました。
その他の見所は、衣装でしょうか。
ロング丈のモノトーンスーツが和央さんはよく似合っていると思います。「聖なる〜」のときと似たデザインですが、私のおきにいりのファッションです。
また、ほぼ毎シーン変わる花ふささんのドレス・髪型もまるでファッションショーみたい。今回の衣装はレースがふんだんに使われているようです。たぶん、近くで見ると安い生地で作ってあるんだとは思いますが。。。オペラグラスで衣装見るだけでも楽しかったです。女性の喜びそうな、着せ替え人形、ファッションショー要素も宝塚の見所なのかも。多少歌のレベルが低くても、これは四季にはない見所だから、我慢しなくちゃと思いました。

「テンプテーション!」
大階段のドラムの音がいい!!どんどん自分の期待が高まっていくのを感じました。
一番気に入ったのは、その後のトップのデュエットダンスです。吹き出しそうな振り付けもちょっとありましたが、他の組のデュエットダンスと比べるとオーラが違います。
気になったのが、ベトナムのシーン。最後に出会った花売り娘は、結局15年前別れた恋人だったのでしょうか。それとも単に似た娘なのでしょうか。それとも、15年という月日を考えると、恋人の生んだ娘?が母親そっくりという設定なのかな?気になる。なんか3番目が正解のような気がします。
白い衣装で踊ったのは、なんとなく、四季の「異国の丘」で石丸幹二が「今夜一晩あなたをわたしにください。」とか言ってはじまった、長い濃厚なダンス(ラブ)シーンにちょっと似てます。ってことは、あの娘はあのときの自分の娘って(妊娠した)設定かな?とか思ったしだいです。
政変かなんかで一族は滅亡とかして、母も死んで、自分の娘だけが生き残ったのかな?この後、父娘いっしょに暮らすのかな。それとも父を名乗らず花を買って別れるのでしょうか。後者のような気がします。とか勝手に想像しました。

ところで、他の組の公演でも気になるのですが、宝塚の生オケ下手すぎると思うのですが。。もっとましな演奏できんのだろうか。やる気あるのかな。あの演奏で正解なのかな?それとも失敗しているの?なんかずっこけるような演奏が多すぎるのですが、他の方は何も感じないのかな。経費削減のため優秀な演奏者雇えないのでしょうか。

また、フィナーレでの和央さんの羽ですが、葬式の花輪に見えたのは私だけだろうか。黒ってのはあの衣装に合っていないような気がしました。

なんか3回目観たら、またはまりそう。


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