[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/29(06:27)]
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帝国劇場「イーストウィックの魔女たち」を観に行ってきました。
とてもいい席で見れました。
盛り上がりはいまひとつ。拍手も小さい。
千秋楽はこれも変わって面白く盛り上がるのだろうか。
内容は、30代後半の3人の未婚の女性の物語です。WOWWOW で「SEX AND CITY」って外国の番組がありますが、あれのミュージカル版ってとこでしょうか。一見いやらしくて、低俗っぽいけど、この年代の未婚女性の本音を言いたい放題いっているので、同年代には理解できたり、理解しすぎて逆に笑えなかったり。子供には理解できないでしょう。35歳以上の大人向けのミュージカルかな。いっそ、年齢制限でもして(20歳以上とか)、もっと、思い切って大胆にはじけてよかったんではないかなと思いました。
テレビでも結構大きく取り上げられている見所は、一路真き、涼風真よ、森久美子の宙づり。一幕最後でちょっと舞ったくらいです。森久美子はあまり上に上げれないらしく、客席からさわれる位置でずっと舞ってました。さわりたいなら、1F6−8列のセンターブロックがいいかもしれないです。
それと、森久美子のテニスのボデコンスタイル。彼女の服の生地で、涼風真よの服が3着は作れそう。私も太っているけど、でもあそこまですごいと欠点ではなく、十分武器になる。あの体系では何をしても笑いが取れる。
陣内孝則と握手したければ1階1列目。
私が一番いいと思ったのは、3人の主役女性が思いっきり歌い上げるシーン。これが3シーンくらありますが、3人とも声の質も、音域も、唄い方もちがうけど、思い切って唄っています。これが一番よかったです。特に私のお気に入りの涼風真よがいい。声がかわいい。音程が実にしっかりしていて、これほどしっかり唄える女性はめずらしい。きれいだし、スマートだし。いうことなしです。赤毛がムーミンのミーみたいでかわいい。バスを弾いて、はじけて崩れていくシーンなど、実にかわいいです。私の後ろのファンらしい集団から、よくやったと、そのシーンでは大きな拍手がわきました。本当に魅力的な女性です。
残念なのは、陣内さんの歌は舞台向きではないってことです。舞台俳優はたとえ音程が狂ってあまりうまくなくても(内野さんのことを言っているというわけではない)発声練習で鍛えているので、舞台上で声がよくとおるし、迫力あるのです。それが、陣内さんの声は、まるでテレビか映画のようで、カメラでアップで写すと面白いかもしれないけど、舞台は全体を見て感じる物だから、表現力や迫力がいまひとつなのです。このキャラの男をでは他に誰がやれるかというと難しいので、しかたないかもしれないのですが。。。とにかく彼がメインのシーンがあまり盛り上がらず残念。
最後、見終わってなんとなく感じたのが、これのために主役の一路真きが命を懸けて演じているとは思えない。これは「エリザベート」のチケット販促のための12月1ヶ月だけの公演か?先行、一般発売が12月が勝負だし。
ロビーでは、初演の「エリザベート」の映像が流れ、最後のダンスの山口さんの歌に大勢とりまきができて見入っていました。さすがにうまい。そして、その前で踊り狂うトートダンサーがまた激しくて妖しくて、かっこいい。うわさには聞いていたけど、トートダンサーすごい!!
ミルクの振り付けもかっこいいではないか。
これを見せられたら、今日帝劇にきた客は、「エリザベート」のチケット間違いなく買うだろう。
映像とっているなら、DVD化してくれ。
「イーストウィックの魔女たち」後2回分買っているけど、もっとはじければ確実に面白くなると思うんだけど。。陣内さんの歌のシーン、レミゼみたいにエコーばりばりかけて、ちょっと彼だけ音量あげればなんとかごまかせて、もりあがると思うんだけど。。
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