[掲示板: ミュージカル一般 -- 時刻: 2024/11/29(15:55)]
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やっと、宝塚星組「王家に捧ぐ歌」を観てきました。
「アイーダ」は7月にオペラを観て、ストーリーは知っていましたが、宝塚の「アイーダ」のほうが私は好きでしたが。。。
1.全体的に歌のレベルが低いような。。
歌でさすがプロ!!と思えたのは、唯一ファラオ役の専科の方だけでした。この人の声帯はいったいどうなっているのだろう。というか、本当に女だろうか??さすが専科!!という言葉だけでは片づけられないうまさでした。
他は両トップ、タイトルロール、アンサンブルにいたるまで、ちょっときついなぁ。。と思いましたが、それでも観客を感動、満足させることができるのが、宝塚の良さ、というか、宝塚マジックなのだとおもいます。
2.湖月さんは・・・
声が割れるし、こもるし、低音が聞きづらいのですが、石牢の銀橋のシーンはさすがだと思いました。彼女は、多少の短所を跳ね返すだけの魅力の持ち主だと思います。
3.安蘭さんは・・・
男役だとすごくかっこいいけど、女役だとなまりが目立つ(どこの出身かしら??)ような気がします。日ごろは男役とわかってみているから、よくやったと思えるけど、初めて宝塚を観た人はなぜこの人がタイトルロールに選ばれたのかしら??と不思議に思ったかも。。
4.壇さんは・・・
今まで1回くらい声がひっくりかえったことはなかっただろうか?うまいとは決して思いませんが、迫力ありました。おもいっきりチャレンジした舞台だったのでしょう。でも、顔は美しいのだけど、手が短い??デュエットダンスがなんか美しくなっかったような。。
5.ロケットつまんない。
もうちょっとロケットどうにかなんなかったのかな。あんまりあっさりしすぎて盛り上がらない。
6.曲がいまいち。
ストーリーはいいと思います。歌詞も泣けますよ。でも曲が今一歩。歌唱力にもよるとは思いますが、この曲じゃCD買おうとは思わない。もっといい曲かけなかったのかな。
メッセージ性の強い舞台で、歌が下手でも十分思いは伝わりました。特に一番泣けたのは、汐美さんを中心に5名で黄色い衣装のフィナーレ最初のシーンです。明るく笑いながら、楽しそうに軽快に歌って踊っているのですが、歌詞をじっくり聞いていると、今世界中で起きているいろいろな事件を思い出し、思わず涙がでてきました。私の”今日の一番”は、この黄色いシーンの汐美さんの歌詞と表情です。
おそらく浅利慶太に見せたら、こんなレベルでよくメインキャストやれるなと笑うことでしょう。この程度で宝塚ファンは喜ぶんかい?と馬鹿にするかも。。退団後四季のオーディション受けにきたって、絶対うちの舞台には立たせないよとか思うに違いない。しかし、下手でも客を満足させる舞台ができることに彼は気づいていない。
確か文化庁芸術祭参加作品のはずだけど、ストーリーと歌詞はいいと思いますが、それ以外が全部今一歩。もう少し時間をかけて練りあがれば、すばらしい作品ができたはずなのに、もったいない。これも数多くの作品のひとつに埋もれてしまうのか?宝塚ファン以外にも評価される舞台にするには、今一つ!!おしい。いっそ、おかかえの脚本、演出、作詞、作曲の先生方を、金かかっても新しく増員するか、入れ替えるか、外部の実力者へ外注したほうがいいのでは。。これが宝塚の限界なのだろうか?
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