宝塚大劇場や東京宝塚劇場のパンフレットは以前は600円でお特だったの ですが今は1000円に値上がりしてしまいました。 おまけに台本もついてないし、分厚くなって保管にも場所取るしで 何もいいところがありません。
また、ショーでは既成の曲を編曲して使うことも多い のですが、元曲の名前や作者が載っていないのは相変わらずです。 ビデオやカメラの隠し撮りの取り締まり体制を強化する暇があるんだから 他者の権利も尊重してほしいものです。
舞台の上手と下手に立っている3人組のコーラスのことです。 両方に立っているのでWトリオ(「ダブルトリオ」と読みます)と 言います。 ショーのフィナーレのパレードでは必ずと言っていいほど使われて います。用途としては、舞台上や舞台裏で歌う人数が足りないときに 歌の厚みを増したい、というのが一番多いでしょう。若手で、 声がきれいで歌唱力のある生徒が起用されます。
ちなみに娘役の裏声によるコーラスの重唱は宝塚の特徴と言っても よいでしょう。
舞台裏あるいは袖にいて(すなわち舞台の「かげ」で)姿を 見せないソロパートの歌あるいは歌手のことです。 舞台裏や袖といってもちゃんと外部の音を遮断した カゲコーラス室で行ないます。このとき舞台では小人数の 出演者による舞踊のシーンが繰り広げられていることでしょう。 その組で最もうまい人(娘役が多いが、男役がやることもある)が行なうことが多く、 エトワールもしくはその候補がやっています。
「歌姫」。ショーのパレードで最初に降りてくるソロの娘役です。 娘役にとっては大きな栄誉ですが、 ソプラノ娘役の人材が薄いときにはエトワールがない場合もあります。 また最近は演出上の効果からエトワールを使わなかったり、男役に エトワールをさせたりするのも出て来ました。ただでさえ娘役は 男役のかげに隠れた存在になっているのに、残念なことです。
トップスターの退団公演で、大劇場公演と東京宝塚劇場公演 の千秋楽と前楽に、通常の公演の後に 追加されるショーです。娘役トップの場合は千秋楽だけに 付きますし、男役トップに比べると時間も短いです。 退団するスターの歌と踊り(当然相手役なども出演しますし、 同時退団する生徒も出演します)で構成されます。 1963年(昭和38)の明石照子から始まったとのこと。
新人公演の略。大劇場作品の本公演の演目(たいていお芝居の方) を研7(入団7年目の生徒)以下の生徒だけで上演する研究公演。 宝塚大劇場と東京宝塚劇場の公演中に1回 (以前は2回行なわれていたこともあった)行なわれる。 将来のスター候補や実力のある若手を見るためには不可欠な機会です。 初めて行なわれたのは1958年「花の饗宴(うたげ)」ですが、このときは 代役の人も参加していました。現在のように研7以下の生徒だけで 行なわれるようになったのは1960年代から。
宝塚大劇場の隣にある中劇場(客席数500)。Bow は英語で「船の 舳先(へさき)」の意味。スタッフの養成、新人の抜擢、実験的な 公演が行なわれる。
宝塚の公演がないときは貸しホールとしても 使われるので、男性が舞台に立つこともここでは可能。:-) あの岡幸二郎さんも公演で舞台に立ったことがあります (「ロミオとジュリエット'99」の一代前のジュリエット役者なのです)。
宝塚の舞台でのタブーのこと。「放送コード」から来た言葉だと 思いますが、セックス、裸、同性愛、麻薬は入るのではないかな? 最近は世間の情勢を反映してゆるくなってはきているようです (ハゲカツラも使ってますし、「銀ちゃんの恋」では妊婦も登場 しました)。
1927年(昭和2)9月1日に上演された本邦初のレビュー「モン・パリ <吾が巴里よ>」から始まったレビューの歴史を記念して、1987年に その60周年記念の催しが行なわれた。その翌年から9月1日をレビュー 記念日とすることになったとのこと。
9月1日はたいてい宝塚大劇場公演が行なわれていますので、その 公演終了後引き続き簡単なショーを観ることができます。つまり、 レビュー記念日のショーを観るにはその日の大劇場公演のチケットを 持っていなければなりません。以前は全組のスターが集まっていたの ですが、最近はその公演の組だけの小規模なものになっています。
トップスターの退団時には、千秋楽(夜公演)と前日の夜公演の 2回サヨナラショーが付きます。そこで、千秋楽を大楽(おおらく) 、前日の夜公演を前楽(まえらく)と呼ぶようになりました。 なお、退団公演以外では前楽という言葉は使いません。
大楽と前楽にサヨナラショーが付くのは男役トップスターだけで、 娘役トップや男役二番手は大楽のみ、しかも歌2曲くらいの短い ショーとなります。したがって、娘役トップは相手役と同時退団の 方が2回も出れるし、マスコミも取り上げてくれるのでお得に なります。
昼楽という言葉もありまして、千秋楽の日の昼の部のことを 言います。サヨナラショーは付きませんが、大楽のチケットが 取れなかった人も多いですので大楽と同じくらいの熱気となります。
両手にコールドクリームなどを塗って爆竹のような大音響で 打ち鳴らす拍手のことです。回りの迷惑になるのでやめましょう。 ちなみに、ミュージカル「CAN-CAN」とは関係ありません。:-)
たいてい「歌劇」「宝塚グラフ」に情報が載っています。 一度行けば、チケットに住所氏名を書く欄がありますので、 そのホテルから案内が来るようになります。 情報の通りに開催されるホテルに電話をひたすらかけるしか 方法はありません。頑張ってください。
歌劇団に出すのが一般的です。
〒665-8585 宝塚市栄町 1-1-57
宝塚歌劇団 ○組
○○ ○○ 様
で届きます。封筒などの場合は裏に自分の住所氏名を忘れずに
書きましょう。
公演中の劇場に出すこともできます。宝塚での公演中なら上記の
住所ですが、東京宝塚劇場ならば
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-3
東京宝塚劇場
宝塚歌劇団 ○組
○○ ○○ 様
でよいでしょう(あくまでもその劇場での公演中ですが)。
なお、劇場の近くにいて時間の余裕があるなら、楽屋入り出の生徒さんに 手渡すこともできる場合もありますが、ファンクラブのガードの人垣ができている 場合は無理なことが多いです。 また、劇場の楽屋口に預ける方がよいでしょう。