1997/6/21(土) 12:00 日本青年館での公演を観ました。OSK は初見です。 ロビーには花がずらりと並び、ブロマイドやビデオ販売(パンフレットの他に OSK版おとめである OSK FACE '97 というのもありました)があります。
当日券で観たのですが招待券の余りが戻ってきたのかなかなかよい席でした。 座席は1階H列24番(通路すぐ後ろ、中央下手寄り)、作・演出の海野洋司氏 が1列後ろで観ていました。目線も飛んでくるなかなかよい席でした。(*^^*) それから、鉛筆で書き込みのしやすい紙質のパンフはとってもGood。
この公演を観て気に入ったのは何と言っても将軍の息女沈青霞を演じた湖上芽映 さんでして、400年前の中国のお姫様の衣装姿はとてもかわいらしくて、一瞬 あやちゃん(白城あやか)がタモさんと共演した役(写真でしか観たことない ので役名は知らないのですが (^^;))や「紫禁城の落日」の浩がダブって見え ました。ちょっとあやちゃんを弱くした感じかな?と思ったのですが、某すみれ 組子からは森奈みはるちゃんに似てる、ということです。(^^;) 歌もうまいし 踊りもうまそうだし、演技もなかなか、ですのでもう一つ押しの強さや華が 備わればもっとよくなることでしょう。
話の展開としては、サブストーリーにいろいろ盛り込んでいるせいか、メイン ストーリーである主人公とお姫様の関係はとんとんと運んでいくという不思議な 展開(2人がお互いに告白しあうというすさまじい台詞の連続)でした。この 時代(戦が日常)の人って生と死が隣り合わせだったので現在を力いっぱい 生きるとそうなるのかなあ?とも思ったけど、それにしても御都合主義的な 展開と言えます。「わたし、きれい?」と聞いてしまうお姫様の性格設定にも 思わずのけぞってしまいましたが、ラストの大ハッピーエンドへの伏線(青霞の 転生が同じ台詞を言う)だと思えばよいのでしょう。(^^;)
プロローグの中国拳法風の面白い振付の群舞、ミュージカル的な歌唱、かなり テンポの速いラインダンスといろいろと宝塚歌劇と違う面がありなかなか興味 深かったです。ただ、トップスターの煌みちるですが、歌はうまいのですが 踊りはもっとうまくなってほしいところです。
あと、すごいなーと思ったのはラインダンスに男役が男役の扮装で入って いるということですね。宝塚ではラインダンスは主に下級生がやるもので、 男役も娘役も同じダルマの衣装なのですが、OSK は違うようです。